【Fashionista Trip】編集長ENAが情緒あふれる街並み、海鮮や金沢おでんなどの食、現代アートとの融合が魅力の「金沢」をギュッと散策

2日目は、兼六園や金沢21世紀美術館、石川県立図書館などアートな金沢を堪能する日!
和洋なアート空間に馴染みながらも、しっかり散策旅のスタイルは、トップにボリュームを持たせたホワイトコーデに、UGG&ソックスで秋冬モードをON。セットアップコーデにしたTHE HOLIDAY CLOSETの中綿シャツジャケットとミニスカートが、柔らかくて軽いのに中綿入りだから少し肌寒くてもOK!ストレッチもきいて動きやすいし、荷物にギュッとしてもシワになりにくいのも、大人のファッショニスタ旅には嬉しいポイントなのです。

 

ファッションと同じく秋の散策旅に欠かせないのは、しっかり朝ごはん。OMO5金沢片町 by 星野リゾートの”OMOカフェ”で提供されているモーニングメニュー(¥1,600)で、パワーをチャージしてから出かけましょ♪

5種類のリゾットとクロックムッシュからメインを選んで、サラダやスープ、ヨーグルト、ドリンクなどをセルフで自分好みにプレートにセットしたら完成です。トマト海老や生ハムとジェノベーゼなど変わり種のリゾットにもワクワクするけど、ENAが特にお気に入りだったのが金沢の食文化を感じる「棒茶と生麩のリゾット」。ご飯の上にのった湯葉の上に、棒茶を煮出して和風に味付けされた出汁の餡をたっぷりとかけた、さらっといただける一品。たっぷりごはんなので、メンズもきっと満足できる朝ごはんメニューですよ。

 

 

〜兼六園〜

□兼六園(pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

[Address] 石川県金沢市兼六町1(→MAP)[TEL] 076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)

広大な庭の中に池や山が施され、どの季節でも美しく見えるように設計された日本三名園の一つ「兼六園(けんろくえん)」は、石川県の風景を表現した池泉回遊式庭園。1676年に加賀藩前田家5代藩主 綱紀が、金沢城の外庭として整備したことにはじまり、不老長寿や藩の繁栄が願われたと言われています。

トップス(中綿シャツジャケット ¥26,400)、スカート(中綿ミニスカート ¥20,900):THE HOLIDAY CLOSET
バッグ:CAFUNÉ、アイウェア:MYKITA、シューズ:UGG(他全て編集長私物)

重要文化財でもある、加賀前田家の奥方御殿「成巽閣」にも是非。兼六園の中には他にも、茶室やミュージアムなどが点在しています。11月に入り、最も枝ぶりが見事な唐崎松には、重い雪で木の枝が折れるのを防ぐための冬の風物詩”雪吊り”の準備も。これから少しずつ紅葉も始まる季節、園内は国内外からの多くの方達で賑わっていました。

 

 

〜金沢21世紀美術館〜

□金沢21世紀美術館(kanazawa21.jp

[Address] 石川県金沢市広坂1丁目2−1(→MAP)[TEL] 076-220-2800

建物自体もアート作品のようなデザインで知られる金沢21世紀美術館」は、”新しい文化の創造”と”新たなまちの賑わいの創出”を目的に開設されました。誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験を、まるで公園のような美術館で。街に馴染むように、共生しているかのようなミュージアムは、観光の方も地元の方もリラックスしながら新しい金沢の魅力と出会えるスポットでもあります。

入り口前で迎えてくれるカラー・アクティヴィティ・ハウスや、ウサギの耳の椅子。この日は企画展や工事などで、有名なレアンドロ・エルリッヒの”スイミング・プール”の中や、パトリック・ブランの”緑の橋”は通れませんでしたが、館内外ぐるりとアートと空間を楽しむ時間を満喫できました。作品に触れて入って体感して、アートの一部になる感覚!この球体のパビリオン”まる”も内側に入ることができますよ。

金沢21世紀美術館ではフォトスポットとしても人気の、加賀友禅をモチーフにした壁。前に配置されたロッキングチェアに座ると、空に向かって定規をあてている”雲を測る男”というブロンズ像も見えます。アートに触れながらゆっくりと巡る時間も旅の醍醐味です。

 

 

〜点心〜

□KAIFAN the Parlor(kaifantheparlor.com

[Address] 石川県金沢市広坂1丁目9−20(→MAP)[TEL] 076-205-6677

ランチタイム 11:30-15:00(L.O. 14:00) ティータイム 14:00-16:30 ディナータイム 18:00-22:00(L.O. 21:00) バータイム 21:00-24:00 / 月曜日定休

金沢21世紀美術館近くに10月にオープンしたばかり、クリエイター集団”kidzfrmnowhere”ファウンダーYuannプロデュースによる点心レストラン&ナチュール ワインバー「KAIFAN the Parlor(カイファン ザ パーラー)」さんは、金沢旅が決まって是非、行ってみたかったお店。
手作りの点心にナチュラルワイン、中国茶、そして武家屋敷を改装したアートな空間、大好きが凝縮したかのようなお店にランチをいただきに。

こちらは3種類、各ランチセットの点心の数々。麺(ローメン)かご飯(なめし)を選べて、中国茶とデザートが付いています。
蒸し餃子や小籠包、もち米焼売など、点心セットからまずセレクトを。ENAのお気に入りは”黄金セロリ海老蒸し餃子”!点心は追加で一点ずつ注文することもできます。

一つ一つ手作りされた点心は、ナチュラルワインとのペアリングもおすすめ。点心にはもちろん、ローメンとの相性も抜群です。どのメニューも美味しくてボリュームもしっかり。他の点心メニューも制覇していきたくなります(笑)次回はディナーのコースやバータイムにもトライしてみたい!

KAIFANは中国語でポップに「ご飯ができたよ」という意味なんだそう。築101年の武家屋敷が改装された、東洋と西洋が混じり合うかのような雰囲気のある空間で、オリジナルのセイロや小皿、茶器などこだわりの食器類や、アートな空気感に心躍りながら、ナチュラルワインと一緒にゆっくりと点心を楽しんで欲しいお店です。

 

 

〜鈴木大拙館〜

□鈴木大拙館(kanazawa-museum.jp/daisetz/

[Address] 石川県金沢市本多町3丁目4−20(→MAP)[TEL] 076-221-8011

民家の並ぶ通りに突如現れる「鈴木大拙館」は、D.T. Suzukiとして世界で知られる仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を伝える空間を巡りながら、自身で思索する場所でもあります。特に水鏡の庭を囲む回廊や空間には、水面を眺めながら佇む時間を楽しむ人たちが多くいらっしゃいました。

帰りには、鈴木大拙館の裏手から本多公園を抜けて「旧中村邸」の方へ抜けてみて。中村酒造で有名な中村氏が当時、住んでいた旧邸で、外観だけでも時代を感じることのできる貴重な建物です。この日は入れませんでしたが、定期的に一般開放されることもあるそうです。

 

 

〜石川県立図書館〜

□石川県立図書館(library.pref.ishikawa.lg.jp

[Address] 石川県金沢市小立野2丁目43−1(→MAP)[TEL] 076-223-9565

着いて中に入り、円形に何層も広がる本棚の空間に圧倒された「石川県立図書館」。2022年にオープンした開放的で落ち着く空間は、観光で行っても少しゆっくりしたくなる場所。3階中央に架かるブリッジ部分からは、全体を見渡すことができます。
自宅や会社の近くにこんな図書館があったら、きっと自分のお気に入りの場所を見つけて、入り浸りたくなります。

 

 

〜金沢おでん〜

□おでん居酒屋 三幸 本店(instagram.com/oden__miyuki_honten/

[Address] 石川県金沢市片町1丁目10−3(→MAP)[TEL] 076-222-6117

二日目の夜は金沢おでんと決めていたのです!おでん屋さんは沢山あるのですが、夕方には整理券がなくなり入れなかったり予約も難しい金沢。夕方5時過ぎから一時間ほど並んで入ることのできた「三幸 本店」さんのおでん、本当に最高でした!(早めの時間から並ぶことをおすすめします)

カウンターではおでんがぐつぐつ煮えている目の前に。しっかり大きめの大根や、金沢おでんには欠かせない車麩、だし巻き玉子や春菊、梅貝などは金沢おでんらしい郷土色溢れるネタ。あっさりなのにしっかりとコクのあるお出汁のおでんは、ビールとの相性も抜群です(笑)

おでんだけでなく、居酒屋としてのメニューも絶品の三幸さん。食べてみたいものは沢山あったのですが、スタッフの方もおすすめのとろろの鉄板焼(ハーフ&ハーフ)と、好きな海鮮が選べるぬた和えを梅貝でいただきました。

とにかく、並ぶ価値ありな金沢おでん屋さん。これからの季節、特に恋しくなりますよ。帰りは夜の片町を堪能しながらホテルまで。

 

>>>3日目はひがし茶屋街から、食の金沢がギュッと!近江町市場へ

 



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