【Fashionista Trip】編集長ENAが情緒あふれる街並み、海鮮や金沢おでんなどの食、現代アートとの融合が魅力の「金沢」をギュッと散策

Fashionista Trip 第15弾は、編集長ENAが二泊三日の金沢旅へ。
情緒あふれる街並みに、新鮮な魚介や金沢おでんなど食の魅力、風情残る街並みと融合する現代アートなど、ギュッと堪能しながら秋の金沢を散策します。

もちろん!旅でも楽しみたいのが秋ファッション。金沢の街歩きに映えるENAの旅スタイルにも注目です。

 

 

 

〜金沢駅〜

関東や関西からも2時間半ほどと言うアクセスも最高な金沢旅のはじまりは、駅に佇む鼓門(つづみもん)から。
金沢駅を出て、幾何学模様のガラスの天井から続く鼓門は、雨や雪が多い金沢で”駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心”をコンセプトに誕生したと言われています。金沢の伝統芸能、能楽で使われる鼓がイメージされた高さ13.7mの門構えに圧倒!ここから金沢の旅のスタートです。

 

□廻る富山湾 すし玉(すしたま) 金沢駅前店(sushitama.co.jp

[Address] 石川県金沢市木ノ新保町7−1−1 金沢駅百番街 あんと西2F(→MAP)[TEL] 076-235-3238

駅に着いてサクッとランチにも、駅構内や周辺に沢山のお店がある金沢駅。
今回目星を付けていた数件の中からお伺いしたのは、富山湾、氷見港、金沢港、能登から直送された新鮮な魚介がいただける「廻る富山湾 すし玉」さん。のどぐろや蟹、白エビなど、厳選された季節のお寿司が揃うランチメニューをいただきました。富山や金沢では知られたお店のようで、平日のランチ時間もかなり行列。新鮮なネタに少なめのシャリ、人気なのも納得です。

 

 

〜長町武家屋敷跡界隈〜

ジャケット:J.PRESS ORIGINALS、ニットロンパース:NICENICE MOMENT、バッグ:CAFUNÉ、アイウェア:MYKITA、シューズ:Golden Goose(全て編集長私物)

初日の旅スタイルは、東京からの新幹線移動にも、街歩きにも最高なNICENICE MOMENTのニットロンパースに、ユニセックスに少しオーバーサイズなJ.PRESS ORIGINALSの紺ジャケットでクラスアップ。大人のクラシックな秋のリラックスカジュアルスタイルに、CAFUNÉのスエードバッグなど、小物使いで遊び感をプラスしています。

 

□武家屋敷跡 野村家(nomurake.com

[Address] 石川県金沢市長町1丁目3−32(→MAP)[TEL] 076-221-3553

最初に向かったのは、江戸時代に建てられた野村家の屋敷が復元された「武家屋敷跡 野村家」。武家で使われた道具や美しい日本庭園、上段の間や茶室などが鑑賞できます。この長町界隈で唯一、一般公開されている武家屋敷跡。16時半までなので、早めに金沢旅のスケジュールに入れておいて。

どこから見ても美しい庭園景色が広がる屋敷跡には、沢山の海外からのお客さんでも賑わっていました。
この野村家もそうですが、金沢の各文化施設では拝観料が必要なことが多いので、旅の前に”文化の森おでかけパス”を申し込んでおくことをおすすめします。金沢市中心部の16の文化施設などに2日間1,000円でどこでも入場、割引の特典などがあってかなり便利です。

 

□茶菓工房たろう 鬼川店(sakakobo-taro.com

[Address] 石川県金沢市長町1丁目3−32(→MAP)[TEL] 076-223-2838

武家屋敷跡 野村家を出てすぐの場所にある「茶菓工房たろう」には、珈琲や紅茶、ミルク、カカオチョコといった洋菓子のような羊羹や、ひとくちきんつば、米飴を使った大納言小豆の餡が上品なもなかなど、お土産にも自分にも心躍る遊びごころたっぷりな和菓子が並びます。喫茶を併設しているので、加賀棒茶など、お茶もいただきつつ休憩にも是非。

 

□長町武家屋敷跡(kanazawa-kankoukyoukai.or.jp

[Address] 石川県金沢市長町1丁目3−12−2(→MAP

金沢らしい水路や石畳の小路、屋敷跡にあるレストランなど、長町の昔ながらの情緒あふれる街並みを堪能しつつ、370年前に造られた用水に沿う小路、せせらぎ通りへ抜けて。裏金沢とも言われる古都の情緒を感じさせる場所に、個性的でおしゃれなカフェなどが集まっています。

 

 

〜金沢片町〜

□OMO5金沢片町 by 星野リゾート(hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kanazawakatamachi/

[Address] 石川県金沢市片町1丁目4−23(→MAP)[TEL] 050-3134-8095(OMO予約センター)

今回、金沢旅でお世話になったホテルは「OMO5金沢片町 by 星野リゾート」さん。テンションが上がる”街ナカ”ホテルとして「OMO by 星野リゾート」が展開する、北陸随一のグルメタウン金沢片町にあるホテル。”あっぱれ!味のかたまち”をコンセプトに、食にまつわる歴史や文化など、片町を楽しむご近所の魅力もたっぷりと味わえます。

ロビーに入ってすぐ、気になるのがディープな街歩きに欠かせない”Go-KINJO”と書かれたご近所マップ。スタッフの皆さんが実際に足を運んで見つけた、おすすめのお店が載っています。お寿司屋さんや小料理屋、居酒屋、おでん屋さんなど、徒歩圏内で行ける範囲で様々なジャンルを載せてくれているので、ごはんに悩んだら是非!参考に。飲食店だけでなく、九谷焼や金沢漆器を扱う老舗など、片町の食を語る上で欠かせないスポットも掲載されています。マップの両サイドにある棚には工芸作品のディスプレイが。地元の作家さんが手掛けたもので、一部は販売されていますよ。

 

チェックイン前、少し早めに着いたらロビー横にある、金沢の食文化になぞらえたメニューが揃う”OMOカフェ”へ。加賀野菜のひとつ五郎島金時(ごろうじまきんとき)のクリームを自分で絞って仕上げる「五郎島金時モンブラン(¥1,000)」と「甘酒棒茶チャイ(¥550)」でブレイクタイム。

 

こちらは大きなソファーのある「スーペリアルーム」。

オリジナルデザインの九谷焼そばちょこや、雪つりのイラストが施されたクッションなどお部屋でも金沢の伝統文化を感じます。スーペリアルームでは、洗面台が2つあるので朝の身支度時にもケンカになりません(笑)

OMO5金沢片町 by 星野リゾートでは、環境に配慮されたホテルステイも魅力のひとつです。アメニティは1Fエレベーターホール横に準備されているので、必要なものだけお部屋に。お水はお部屋にあるウォータージャグやご自身のボトルに、1Fランドリールームにあるウォーターサーバーで入れて。(お部屋の水道水も浄水です。)

電源などがソファー横に完備された大きめテーブルがある「ダブルルーム」は仕事での滞在にも嬉しいお部屋。ベッド下のスーツケース収納は、旅先でも整理整頓がしやすく、とっても便利です。(こちらは全てのタイプのお部屋にあります。)

他にも、”暮らすようにくつろぐ”をテーマに全6タイプのお部屋があるので、友人との旅行はもちろん、家族旅行や長期滞在など、旅の目的に合わせてお部屋タイプを選ぶことができるのも嬉しいポイント。

 

”OMOカフェ”は夜になると、金沢の伝統工芸品のひとつ”加賀水引”をテーマにした「水引夜灯(よあか)りカフェ」に。水引で包まれているような雰囲気のある空間を楽しみながら、ナイトタイム限定スイーツ「水引OMO(おも)なか」や、自分好みに仕上げる「水引カトラリーレスト作り」にトライしてみては?

「水引OMO(おも)なか(¥1,000)」- 水引OMOなか(紅または白)1つ、和紅茶(ホットまたはアイス)1杯 –

一世帯当たりにおける菓子類の年間支出金額が全国1位だという金沢。水引夜灯(よあか)りカフェ限定で提供されている「水引OMO(おも)なか」には、”桶川住吉商店”の水引柄があしらわれた紅白のもなか皮に、それぞれ異なるもなか種が詰まっています。

紅色は、ホワイトチョコようかん、あんこを加えたホイップクリーム、季節のフルーツを組み合わせたもなか種。和菓子に洋の要素を盛り込んだ新感覚の菓子を製作する”茶菓工房たろう”と、石川の特産野菜や果物を扱う老舗八百屋”堀他”がご近所さんとして協力。白色は、1859年創業の老舗日本茶専門店”野田屋茶店”特製の加賀棒茶®のアイスクリームに、ナッツ、オレンジピール、加賀伝統野菜のひとつ”五郎島金時”のクリームが。飾り付けには、日本で初めて金沢箔工芸品を生み出した”箔一”の食用金箔が施された華やかな仕上がりに。

水引OMO(おも)なかと一緒に提供されるのは、”野田屋茶店”の和紅茶。渋み成分が少ない自然の甘みが特徴で、もなかとの相性も抜群です。

 

OMO5金沢片町 by 星野リゾートには、旅を豊かにしてくれる様々なアクティビティも用意されています。棒茶の飲み比べや、生らくがん作りなど館内での体験に加え、”金沢21世紀美術館お散歩ツアー”など、OMOのスタッフ「OMOレンジャー」が実際に案内してくれる体験も。

私たちは、”金沢片町味わいまっし散歩”という、ホテルのご近所を巡りながら、片町の食文化のルーツや、食と伝統工芸品の繋がりを解説していただくツアーに参加。ディープな金沢片町のお話や、見逃してしまいそうな場所まで、普段の観光では巡ることのできないスポットを案内してくれます。実際にOMOレンジャーの方の行きつけのお店も!
味のある飲食店街、写真家・森山大道氏の写真が看板として並ぶ通りなど、街とアートとのコラボレーションも発見しました。

 

 

□あまつぼ 柿木畠本店(amatsubo.com

[Address] 石川県金沢市柿木畠4−7(→MAP)[TEL] 076-221-8491

金沢旅でのごはん屋さん選びは、何軒か行ってみたいお店をピックアップしておくことをおすすめします。ホテルからの距離やお休みの日をチェックしながら、時間によっては入れないことも多々あるので、電話してから行ってみて。

私たちが初日の夜ごはんに運良くお伺いできたのは、金沢の”じわもん”加賀料理と美味しい地元のお酒がいただける「あまつぼ」さん。この本店と近江町市場にもお店があるのですが、実は近江町市場でのランチ時の候補リストにも入っていました。市場直送の旬の食材で提供されるお料理はどれも美味しかった!

郷土料理の鴨治部煮、お刺身やカニ味噌甲羅焼など魚介料理はもちろん、白エビたっぷりな加賀野菜ピザなどの創作料理、金沢おでんなど、お酒に合うメニューが並びます。金沢おでんは、実は次の日におでん屋さんに伺う予定だったので、あまつぼさんでは断念しました(笑)

 

 

〜金沢城〜

□金沢城(pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

[Address] 石川県金沢市丸の内1−1(→MAP)[TEL] 076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)

金沢のシンボル的存在として外せないのが金沢城。戦国時代末から江戸時代にかけて、前田家が14代に渡って居城した城としても知られています。今回はお伺いした時期に「チームラボ 金沢城 光の祭(11月26日で終了)」が開催されていたので、夜の金沢城を堪能してきました。

広大な金沢城公園の五十間長屋や石垣、木々がライトアップされ、花々や動物たち、様々な生き物が集うかのような光の空間。お昼に見る金沢城とはまた違った景色と空間に、圧倒されっぱなしの金沢城ナイト散策になりました。

 

 

>>>2日目はアートな金沢を満喫しつつ、夜は寒くなると外せない金沢おでん屋さんへも

 



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