沖縄を代表するラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」がスペシャルコース『琉球シチリアーナ〜Bellezza〜』を提供 沖縄で親しまれている食材にシチリア料理の技法を合わせた独創的なコース

沖縄を代表するラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」が、スペシャルコース『琉球シチリアーナ〜Bellezza〜(ベレッツァ)』を11月1日より提供開始。星のや沖縄の「琉球シチリアーナ」は、沖縄で親しまれている食材にシチリア料理の技法を合わせた独創的なコース。冬だけの「琉球シチリアーナ〜Bellezza〜」では「Bellezza・美」に着目。琉球王朝時代から続く独自の料理文化と温暖な気候が育てる特有の食材、そして琉球シチリアーナのコンセプトのもとに誕生した、食事から健やかな美へと繋ぐ全9品のコース料理を提供する。イタリアのシチリア島の料理は、イタリア本土にはない独特な食文化が特徴。歴史や地理的な理由から様々な国の影響を受け、今もなお、古代ギリシャ、ローマ、アラブなど各時代の文化を色濃く残している。これは、他地域からの影響を取り入れながら独自の料理文化を築いている沖縄とよく似ている点。また、美しい海と温暖な気候に恵まれ、新鮮な魚介や柑橘を料理に多用することも類似している。このような類似性のある土地で用いられる料理法であれば、相性も良く、沖縄で親しまれる食材と組み合わせることで新たな魅力を引き出すことができると考え 「琉球シチリアーナ」が考案された。沖縄では、琉球王朝時代の中国からの交易でもたらした「医食同源」の考えが広く伝わり、「バランスの取れた食事は薬になる・クスイムン」という教えがある。冬も温暖な沖縄では、良質なビタミンを持つ色鮮やかな野菜が育ち、沖縄の料理文化を代表する豚肉には、たんぱく質やビタミンB群など美容にも期待できる栄養素が豊富に含まれている。バランスよく食事をとる「クスイムン」の教えと、海や畑からの恵み、そして琉球シチリアーナのコンセプトを組み合わせて「Bellezza・美」へと繋ぐコース「琉球シチリアーナ〜Bellezza〜」が誕生した。「マンゴーとトマトの冷製カッペリーニ」は、豊富なビタミンを持つ甘味の強いトマトを透明なジュレに仕立てパスタに纏わせてた一皿。生ハムの塩味とマリネ下マンゴーのほど良い酸味が、爽やかな味わい。その他にも「⻑命草」と呼ばれる「サクナ」やさわやかな香りを持つヨモギ「フーチバー」など、コースを通して沖縄の文化に根付いた野菜を使用している。中国からの客人(冊封使・さくほうし)をもてなすために15世紀に伝わった豚肉は、限られた食材を余すことなく味わう島国沖縄の料理文化を代表する食材。温前菜の「てびちのコッパとインサラータ」では、豊富なコラーゲンを含む豚足を柔らかく煮付ける伝統料理「てびち」に、豚肉をジューシーに茹で固める「コッパ・ディ・マイアーレ」の調理法を用いた。熱々の鉄板で焼き上げるパリッとした食感とトロリとしたてびちが絶妙な一皿。美しく揃ったインサラータは、色とりどりの野菜をシンプルに仕立て、タンカンとアンチョビ、ニンニクを合わせたサルサヴェルデのソースで楽しめる。メインディッシュの肉料理は、薄切りにした豚肉で旬の野菜を巻いた「ロートロ」。泡盛造りの副産物「琉球もろみ粕」を飼料に加えて育つ豚が選ばれた。もろみ粕に含まれる「黑麹菌」は、600年以上前から受け継がれる沖縄由来の菌株で、豊富に含まれるクエン酸は疲労回復などが期待できる。稚魚を塩漬けする「スクガラス」や中国から渡った紅腐乳が独自に発展した「豆腐よう」など、沖縄特有の発酵食品をアレンジした「発酵コンディメント」を添えて、味わいの変化を楽しみながら発酵の力もとりいれている。この冬は、「星のや沖縄」の『琉球シチリアーナ〜Bellezza〜』冬のディナーコースを楽しんでみては。

星のや沖縄総料理⻑ 政井茂

 

■星のや沖縄「琉球シチリアーナ〜Bellezza〜」

2023年11月1日(水)〜2024年2月29日(木) / 1名 ¥24,200(税・サービス料込、宿泊料別) / 対象 : 宿泊者

予約 : 公式サイトにて前日まで受付(仕入れ状況により、料理内容や食材が一部変更になる場合があります。)

https://hoshinoya.com/okinawa/



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