Paco Rabanne Fall/Winter 2022 Collection ボリュームとテクスチャーのさまざまな状態を通してテクニックと感覚のとらえどころのない交差を探る

Paco Rabanne(パコ ラバンヌ)2022年秋冬コレクション。ジュリアン・ドッセーナは、ボリュームとテクスチャーのさまざまな状態を通して、テクニックと感覚のとらえどころのない交差を探った。主要なシルエットの基本を確立しながら、同時に体の輪郭を作り、視覚的・感覚的なインパクトを生み出す方法を追求。90年代の生々しさから、現代のリアルとバーチャル両方の未来的なヒロインのための洗練されたコレクションまで、それぞれのルックの中で、構造的な修正、ハイブリッドな素材、直感に反するスタイリングが新しい感覚、新しい興奮をもたらしている。その背景には、ライトアップされたスペースエイジのコクーンがある。期待されるものと予期せぬもののコントラストは、プロセスや挑発につながる微妙なフェティシズムを表現している。ドット模様のニットと滑らかなスパンコールの表面は、マットと光沢のコントラスト。フィットしたボディとバスクが、締め付けと解放を対比させ、カラーとモノクロームは、つや消しの結晶が重なり合ったグラデーションによって対比される。メタルメッシュとニットがひとつのファブリックに集約され、ドレープと刺繍は相変わらず精巧で豊か、表面のディテールは印象的に凝縮され、ドッセーナはクチュールのコードをパコ ラバンヌ独特の知的でモダンな魅力で再解釈されている。



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