東京ファッションウィークが始まり、ショーに行く、ファッションを体感するということをあらためて考えてみた。
昨日から始まった東京ファッションウィーク。
今回はDIANE von FURSTENBERG(ダイアン・フォン・ファステンバーグ)のショーからスタート。すぐに購入することができる、春夏コレクションを、「TOKYO BOX vol.ZERO(トーキョー ボックス ボリューム ゼロ)」というイベント内のランウェイで発表しました。
メディアやモデルだけではなく、コンシューマー参加型のファッションショーという、顧客や、お客様の中から選ばれた方も見ることができるというイベント。
今回、私が感じたのは、むやみやたらと一般の方を入れるのではなく、DVFの顧客やブランドのファンの方を招待し、モデルの来場、メディアも取材として入るというコレクションの空気感を感じながら、同じ空間で見ることができるということ。
どうしても今日、書かなきゃと思ってしまったのは「B to Cのイベントなのにフロントローは、モデルやメディアが中心で不思議だった。」というメディアの方のコメントを見てしまったから。
あくまで個人的な私の意見も言っておかなくてはと思ったのが本音です。
私自身、東京コレクション、NYコレクションと取材に行っていますが、必ずフロントローかと言われれば違うし、ただ、ブランドへの敬意を表したく、自分のスタイリングもこだわり、みなさんに、このコレクション会場の空気感を含めてどう伝えることができるのかを日々考えています。
昨日私が感じたのは、モデルさんやメディアがリアルにショーを見る空間に、お客さんが一緒に来ることができる。もちろん、選ばれた方のみが、特別感を持ってこれる空間なのだということを、感じることができた。
一般の方のみのイベントではなく、ちゃんとコレクションとして発表される空間に、お客様も来ることができたというのが良いのではと。
私たちメディアがファッションへの熱を感じて、伝えるという立場にあることを特別なことであると感じなければ、この業界への憧れ、目指そうとする人たち、そしてお洋服を買いたい、着てみたいと感じてもらうことはできないのではないか。
私にとってはあらためて、そう思わせてくれたショーでした。
DVFの素敵なショーレポートはあらためて公開しますので、こちらも楽しみにしていてくださいね!!
ENA