PRADAが青山店にてアーティスト”ダラ・バーンバウム”の優れた功績と活動について理解を深める展覧会「DARA BIRNBAUM」を開催 #DaraBirnbaum
PRADA(プラダ)は、プラダ財団の支援を得て企画された展覧会「DARA BIRNBAUM(ダラ バーンバウム)」を、6月1日から8月28日まで、プラダ 青山店にて開催。また、9月25日までミラノのミラノ・プラダ財団Osservatorioにて行われている大規模展覧会に合わせ、ダラ・バーンバウムの活動を紹介する個展が開かれている。ヴァレンティノ ・カ トリカラとエヴァ ・ファブリスのサポートのもと、バーバラ・ロンドンがキュレーションしたこの展示では、1979年から2011年までの間に制作された4作品を展示。なかでも力作は、ビデオインスタレーション作品の「Kiss the Girls: Make Them Cry」と「Arabesque」。現代のミュージシャンやコンポーザーと共同制作でバーンバウムが特別に編成したサウンド作品とともに、今回の展覧会のために新しく制作したスチールビデオ画像を観ることができる。「Bruckner: Symphony No. 5 in B-Dur」と「New Music Shorts」のサウンド作品はそれぞれ、他の展示スペースに隣接する隔離された座れるスペースで個別に展示している。迫力あるオーディオと音楽の要素をつなぐこれらの作品は、バーンバウムのクラシックミュージックと現代のポップミュージック両方への興味を表しており、テレビやYouTubeに関してだけでなく、歴史的にも重要なクラシックミュージックに対する異なる指揮者による様々な解釈についての彼女の批判的な姿勢に加え、上位下位問わず文化における女性の描写に対する鋭い洞察を強調している。ダラ・バーンバウムは、その輝かしいキャリアを通じ、ビデオアート、テレビ、音楽、そして発展し続ける通信技術の文化的な交わりを深く掘り下げることで、アートとマスメディアの概念に挑戦し続けてきた。2つの媒体を使用したビデオインスタレーション作品「Kiss the Girls: Make Them Cry」(1979年)は、当時のアメリカの芸能人が登場し、かつてテレビで高い人気を博したアメリカの長寿ゲーム番組『Hollywood Squares』(1965年～1980年)から選んだ画像を編集したもの。4つの媒体を使用したビデオインスタレーション作品「Arabesque」(2011年)は、ロマン派の作曲家夫婦クララ・シューマンとロベルト・シューマンの互いに結びついた活動人生とそれぞれが残した異なる功績を考察した作品。最初に展示されているサウンドインスタレーション作品「Bruckner: Symphony No. 5 in B-Dur」(1995年)では、ダラ・バーンバウムの解釈と変換のテーマへの深い興味が表れている。サウンドコンポーザー兼エディターのアンディ・ミルバーンと共同制作し、指揮者のオットー・クレンペラーとヴィルヘルム・フルトヴェングラーによるブルックナーのオーケストラ曲に対する2種類の解釈から特定の部分を選んで構成されている。バーンバウムの初期のビデオ作品「New Music Shorts」は、当時ポストパンクムーブメントに決定的な跡を残したノーウェーブシーンの代表格であった、ニューヨーク市ダウンタウンで行われた2つのライブ演奏の映像の切り抜きで構成している。プラダ 青山店にて開催の展覧会「DARA BIRNBAUM」に、是非足を運んでみてはいかが。
■PRADA「DARA BIRNBAUM(ダラ バーンバウム)」展
2023年6月1日(木)～8月28日(月)開催 / プラダ 青山店 5F(東京都港区南青山5-2-6) / 入場無料
お問い合わせ：プラダ クライアントサービス / TEL 0120-45-1913