dunhill AUTUMN WINTER 2022 Collection「UNIFORM」シティーボーイから兵士、実用性への厳格さ、そして精巧に仕立てられたユニフォームが持つ贅沢さと力強さを完全に表現

dunhill(ダンヒル)2022年秋冬コレクション”UNIFORM”。「今回のコレクションでは、洗練された、厳格なテーラリングの感覚をもう一度追求しました。男性的なユニフォームのアイデア、機能性とミリタリーの世界、英国伝統のテーラリングのルーツは、まさにこれらの一部と言えます。また、若い世代の男性がシャツとネクタイだけでなく厳格なスーツを着用することが、実際にどれほど破壊的で反抗的な感覚なのか、型にはまったユニフォームがどこまで型破りに見えるのかを見てみたかったのです。着る服によって感じ方も行動も変わってしまうのは、服の持つ力と厳格さが故です。今回のコレクションは、規律と伝統への回帰であると同時に、作る側と身につける人々の中に常に英国の破壊的な感覚があることを表現しています。」とクリエイティブ・ディレクター、マーク・ウェストンは語る。今シーズンは、シティーボーイから兵士、実用性への厳格さ、そして精巧に仕立てられたユニフォームが持つ贅沢さと力強さを完全に表現。同時にこれらのステレオタイプを優しく覆し、マスキュリンな着こなしのコードと性質を今シーズンのシルエットを通して別の意味へと変化させている。コレクションには新時代のダンヒルを象徴するスタイルや素材が登場し、保守的でありながらどこか破壊的な雰囲気を漂わせる。その中でも、ラップジャケットとスプリットヘムトラウザーは、よりフォーマル且つ厳格なトーンで、ハイブレイクと強いショルダーを持つ完璧なスーツルックに仕上がっている。モアレはナイロンのテクニカルファブリックとして再び登場し、グリーンのコンペンディウム・コートではその多機能なエレガンスが厳格なテーラリングと対極をなしている。伝統的なキャメルのウールカシミアはネオプレンとボンディングすることで、ありきたりではないコクーンシルエットのオーバーコートに仕上げている。レザージャケットの上に羽織るオーバーサイズのレインコートには、コーティングされたペーパーコットンを使用。これらの確立されたスタイルに、ミリタリーボタンやレジメンタルタイ、モヘア素材のミリタリーシャツなど、ミリタリーの要素が随所に取り入れられている。この様な厳格さや重厚感はあらゆる世代に受け入れられるだろう。伝統、厳格さ、継続性といった考え方がコレクション全体を貫いているが、同時に混乱は服自体にあるのではなく、着用者にあるのだというある種の偶像破壊も同時に含んでいる。ここでは厳しさが破壊となり、階級と創造性の象徴が現実と衝突する、まさに英国的なジレンマが起こっているのだ。



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