ファッションで人生は変わるのか
さあ、そろそろこの時期がやってきました。そうファッション界はそわそわとワールドワイドなファッションウィークへの旅路へと各自準備期間中。といったところでしょうか?
「毎年2シーズン」
(DIESEL BLACK GOLD NYC FASHION SHOW)
というとなんだかたまに起こるファッション旋風のように聞こえがちですが、NYCでの7月のメンズコレクションも細分化され、プレ、ホリデー、スポーツ、オートクチュールにリゾートコレクションとなってくるとファッションステージは一年中まるで流れる川から海へと向かう流れの用に感じます。日本語とは素晴らしいもので、コレを漢字で『流行』と描くのかと最近ふとおもいを巡らせていました。
「私は音楽に出会って人生が変わった。」という言葉はなんだか聞き慣れた言葉のように感じ、みなまで申すなと言わんばかりに伝わりがいのある言葉のように思えます。では、「私はファッションにであって人生が変わった」と聞くことがあるなら、つい理由を質問したくなるフレーズ。へぇ?どうやって?どうエフェクトしたの?と、理解しようとすることに理由が必要だと感じる。
それはあまりにファッション/衣という確たるものが、私たちの生活一つ一つにナチュラルに存在しているために、気づかないことのほうが多いからかも知れません。
ジョンケージの示すよう、音/音楽とは常に存在するものであり
ファッションとは文化が作り上げていく建築そして産物のようなものです。
服を着て外に出る。ことは現代の約束。
ファッションがすきでもそうでなくても。
ウォークマンをつけて外に出る。
限られた好き好むものへのオプション。
いつの日からか、認識は音/音楽が常にそこに存在することは一般的には改めて考えることではなくなり、衣類/ファッションのほうが自然と長い長い年月をかけて人類に定着していったのだと。何千年もかけて。
音楽はもっと深い数式や文学そして音の何億光年をかけて今、カテゴライズされオプションにまでたどり着く。
ファッションはまだ始まったばかりだ。そして今常に絶対の存在にあるがこそ気づかない”ファッション”に箇々が出会う機会、偶然と転機。
いまよく買っているそのブランド。
働いているPR会社でたまたまであったこのブランド。
父がよく着ていたあのジャケットの肩、
好きなアーティストが着ているいつものスタイル。
嫌だったあの制服。
きっと誰もが知らない間にファッションを通して人生が変わってる。
(LACOSTE NYC SHOW)
(Donna Karan NYC SHOW)
来る9/10からはNYCファッションウィークのはじまりです。極寒の雪風にもさらされることのない9月のNYCFWはSSといえども私の大好きな思い入れのあるシーズン。
さて今期はどんなデザイナーがどのように私たちにエフェクトを与えるアプローチをかてくるのでしょうか?そしてそのまわりでおこる現代の環境の強い影響がどう刺激、衣/ファッションを次へと促進させてくれるのか。
NYCFWに魅了され、私にとって10シーズン目を迎える今期。
沢山の尊敬するデザイナーと出会い、動かされ、
ファッションで私の人生を変えたとはっきり言えるから。
緊張の高まりと共に大切な出会いの一つ一つに感謝して
素晴らしいファッションインダストリーを今期も伝えられたらとワクワクしています。
ここRETOY’Sでもいくつかのストーリーをお送りする予定(^ ^)
私の中での節目の今期10シーズン目
何もショーをみれなかった始めから助けてくれた各ブランドのみまさまに感謝、この場をかりて…
special thanks to
ENAさん-my fashion sister who giving me this place.
Bobbie , okapie , mr.jinbo , ia , mr.suzuki , emi , hana , mr.kawamura , yusuke
and people from NHK would TFX who i work with.
and also lespros enterteinment-appriciate for the understaning and support for my love for fashion .
PASCAL MARIE DESMARAIS