BALLY Fall/Winter 2024 COLLECTION シモーネ・ベロッティによるコレクションはスイスの民話の世界をポリフォニックに彷徨い歩くような冷静さとワイルドさの間にある緊張感

BALLY(バリー)2024年秋冬コレクション「DER WANDERER」。シモーネ・ベロッティがデザインしたBALLYの2024年秋冬コレクションは、スイスの民話の世界をポリフォニックに彷徨い歩くような、冷静さとワイルドさの間にある緊張感に満ちている。ミラノの中心にある17世紀の宮殿パラッツォ・セルベローニ (Palazzo Serbelloni)の格調高いホールで発表された今シーズンのコレクションは、山の物語が持つパワフルな神秘主義を引き出す。世俗的で自由なsilvesterchlausen(ジルヴェスタークラウゼン)の田園の活気は、ありのままの自然から理性的なものへとクレッシェンドするように、チューリッヒの街の記号的な均一さへと続いていく。

エンガディン地方の湖に伝わる人魚と人間の物語についてリサーチしたベロッティは、セイレーンの尾とカウベルになぞらえ、体を包み込みシルエットを形づくるフレアのフォルムをデザイン。スイスの赤をアクセントに、ナチュラルなパレットがテクスチャーで波打つ。シアリング、ワックスレザー、ローデン、モヘア、アルパインジャカードニットが、滑らかなウール、ドレープサテン、コーデュロイと組み合わせられている。深いポケットと高い位置にボタンのあるジャケットやコートは肩から揺れ、裾はカーブし、袖はワイルドに広がる。スイスの服の持つリズミカルな概念が、歴史的特徴と現代的特徴の両方を通して共存している。

ストレートコーデュロイパンツやインディゴデニム、正統派なパリッとしたコットンシャツやボートネックセーターに合わせるBALLYのヘリテージフットウェアは、170年の伝統とクラフツマンシップでワードローブを完成させる。ソフトでしなやかなスナッブトウのデッキシューズ「Plume」は、レースアップブーティやサイハイキュイサードに、「Glendale」のメリージェーンには スパイクやアッペンツェラーのチャームがあしらわれ、ダービーやブロックヒールのブーツはポリッシュレザーやオイルドレザーで仕上げられている。バックル付きサッチェル、ブリーフケース、ジッパー付きキャリーオールは、モノクロームのカーフスキンにゴールドやシルバーメッキの金具があしらわれ、スラウチーショルダーバッグの側面はBALLYシューズのレザーソールが使われている。

BALLY2024年秋冬コレクションを、ぜひチェックしてみて!

Creative Director : Simone Bellotti、Production : Villa Eugenie、Sound Design : DJ Leo Mas、Stylist : Charlotte Collet、Casting : Ben Grimes、Make-up : Lucia Pica、Hair : Anthony Turner

 

■BALLY 2024年秋冬コレクション

https://www.bally.com/



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