JW ANDERSON Women's Autumn/Winter 2024 Collection 親しみのある佇まいにより、「服を着る」という行為を心理的行動として考察してみる
JW ANDERSON(JW アンダーソン)2024年秋冬ウィメンズコレクション。あれ。これ。あれを認識することで初めてこれを選ぶことができる。ノスタルジアではなく、日常を。センセーショナルではなく、ニュアンスを。曝け出すより、内に秘めて。親しみのある佇まいにより、「服を着る」という行為を心理的行動として考察してみる。さりげなさと派手さ。道具としてのグレーウィッグ。主婦が履くようなフラットシューズ。グロテスクな歪みとプロポーションで解釈する、グロテスクな日常性。ニットのドレス、セーター、ショーツ。ノット(結び目)、野暮ったいフィット。トレンチコートのディテール、ロゼット(花形帽章)。身体とコートの間にもたせた過剰なほど大きな余白。身体とキャミソールの間に生まれるごくわずかな隙間。ドレーピング、ノットにあしらわれたカーテンのようなドレーピング。さらに纏ったたくさんのロゼット。ニュートラルな色彩。さりげなさに覗く新しさ。見落とされがちな比喩や典型。あれ。そして、これ。
Alexa Chung
Ashley Park
Mia Regan
■JW ANDERSON