VERSACE PRE-FALL 2024 COLLECTION バロッコやメドゥーサ'95のアイコニックなコードから、ヴェルサーチェを象徴する主要なシグネチャーを中心にデザイン
VERSACE(ヴェルサーチェ)2024年プレフォールコレクション。バロッコやメドゥーサ’95のアイコニックなコードから、シルエット、素材、プリントの使い方まで、ヴェルサーチェを象徴する主要なシグネチャーを中心にデザインされている。滑らかなレザーシャツにボリュームのあるカーゴパンツ、裏地のないソフトなテーラードジャケットにバイアスカットのスカート、プリントパネルがインサートされた流れるようなシャツにストレートなテーラードデニムパンツなど。カーゴパンツは、コート、ドレス、シャツ、パッチポケットの付いたドローストリングスカートなど、ワードローブ全体に影響を及ぼしている。ジャケットの丈はクロップドとオーバーサイズの中間となっており、ヴェルサーチェのアイコンであるシルクのフーラードは、コートに、シャツやデニムパンツのパネルに、そしてドレスでは立体的なディテールがカッタウェイを囲むようにあしらわれている。ツイード、レザー、スエード、シルク、デニムなど、ヴェルサーチェの特徴的な素材が新しい形で表現されている。デイウェアは、流れるようなシルクサテンと異なるウォッシュデニムのプリントインサートでエレガントに。イブニングスタイルは、シルクジョーゼットやクレープ生地で作られ、アトリエの革新的な技術により、アイコニックなメタルメッシュがプレタポルテ用に軽量化されている。パールグレー、ダスティーローズ、アイボリー、タンといった晩夏のカラーから、ダークオリーブ、コンクリートグレー、ブラックへと移り変わる。古代ギリシャ建築とバロックアートを起源とするこのプリントは、メドゥーサやギリシャのキーパターンを縁取るグラフィックと並んで、ヴェルサーチェ・ハウスを象徴するシグネチャーのひとつとなった。ラ・クープ・デ・デューラ・クープ・デ・デューはフランス語で「神々の杯」を意味する。このプリントの中央のカップのモチーフは、ギリシャ神話で神々の神聖な蜜を運ぶカップ・ベアラーに任命されたガニメデの物語にちなんでいる。メゾンのシグネチャーであるバロッコ柄の古典的な影響と華麗な装飾が随所に見られている。
ウィメンズのテーマは、ヴェルサーチェのワードローブの定番であるテーラリング、ニット、ドレス、デニムが中心。いずれもヴェルサーチェの中核をなすシェイプやテクニックを継承・発展させており、一貫性と意外性を併せ持つコレクションとなっている。シャツのバリエーションを増やし、スエードやナッパレザーのブルゾンなど、クラシックと新素材の融合など、ヴェルサーチェ・メンズの姿勢の強さが際立ち、洗練されている。バッグは、新素材とクラフト仕上げの研究により、全体的に洗練されたアプローチで、「ラメドゥーサ」と「メドゥーサ ビギー」のテーマが再構築されている。一目でヴェルサーチェとわかるシグネチャーにフォーカスしたコレクションは、ハウスコードを再構築したデイリーからイブニングまで使えるシューズのセレクションを揃えている。「ジャンニ リボン」は、スタイルとクラフトの提案を拡大し、冬のフラットシューズからブロックヒールのブーティまで、レディースブーツの新しいセレクションが登場。メンズフォーマル シューズは、ヴィラドライバー、ローファー、ブーツ、レースアップのデザインに新たな解釈を提案するアドリアーノによって刷新されている。
■VERSACE