Fashionista Trip 第一弾「Fashion, Art, Life Style マリエと行く 今、知りたいリアルNYC(ニューヨーク)-イラストレーター Bruno Grizzo氏インタビュー-」

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今回のNYC取材、最終日の朝にお伺いさせて頂いたのはイラストレーター、アーティストとして活躍するBruno Grizzoさんのオフィス。数々のマガジンやブランド広告、Kate SpadeやCoachのキャンペーンも手掛けるなど、日本の皆さんもきっと彼の作品に出会っているはず!

NYCでの貴重なマリエさんとのファッション、アート対談をご堪能下さい。

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マリエ(以下 M):今日はインタビューのために時間をとってくださってありがとうございます。

ブルーノ(以下 B):もちろんだよ。

M:現在日本でも、今アーティストとしてとても注目されていますね!

B:とても嬉しく思っているよ、 ありがとう。

M:私もあなたの作品の大ファンです!現在、ニューヨーク在住でブラジル出身だとお聞きました。そしてドローイングアート、イラストレーション以外にもたくさんのアート作品を残していますね。さらにファッションデザイナーでもあると聞きました。

B:ありがとう、でももう今はファッションデザイナーはやっていないんだよ。昔はね(笑)

M:様々なクリエーションの形態をとっていますが、ご自身のことを職業で呼ぶとしたらどう呼びますか?

B:アーティストだね。

M:今のアート活動はペインティングが多くを占めていますか?

B:そうだね、ペインティングとかコラージュが多いよ。イラストレーションももちろんだけどね。

M:(彼のアートスタジオに広がる様々なアートワークを見て)今はちょうど何を制作しているところなのですか?

B:実は7月にチェルシーのギャラリーで発表するものを作っている最中なんだ。数人のフォトグラファーたちでやるグループ展なんだけど、僕はそこでコラージュワーク6点で参加することになっているんだ。

M:Wow!じゃあ私たちRETOY’Sは、みんなよりもひとあしお先に最新のアートワークを見せてもらているのですね!なんだか得した気分だわ。

B:そうだね、そういうことになるね。

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M:どうやってアートシーンでの活躍を始めたのか少しだけバックグラウンドを教えてくれますか?

B:僕はブラジルサウスサイドのLondrinaという場所の出身なんだ。17歳の時にアメリカオハイオ州の大学で最初はファインアートを専攻して、そのあと家具、そしてファッションデザインを学んだんだ。大学を卒業してからはパリに移ったんだよ。

M:パリ!?

B:そうなんだ。オハイオでは5年間過ごして、それからパリに移ったんだ。そこで某アパレルブランドで働くことになったんだけど、しばらくして会社、ブランド全体のシステムが変わってしまってね。他のスタッフも僕のボスもそこを辞めることになってしまって、それがきっかけでニューヨークに来たんだ。

M:どうしてそこでニューヨークだったの?

B:ビザがうまくとれたタイミングだったんだよ。その時の僕にとっては、ニューヨークに移るとても良いタイミングだったんだ。

M:そうなのね。ここのスタジオに来たのは?

B:ちょうど23ヶ月前だよ。その前はブルックリンにいたんだ。

M:そうだったんですね。このスタジオアトリエは素晴らしいわ!多くのアーティストにとってここは夢みたいな場所ね。ユニオンスクエアのど真ん中で街を見下ろしながら創作活動ができるなんてとっても素敵だわ。このビルのヴィンテージ感も、まさにニューヨークって言う感じが漂っていて、私たちRETOY’Sスタッフもエレベーターで上がってくる時から興奮していたのよ!

B:ここは最高でとても気にいっているんだ。

M:きっと他にもアーティストがこのビルにいそうね?

B:そうなんだ。このフロアだけでもあと2つくらいアーティストが使っているスタジオがあるよ。最初入った時は知らなかったんだ。多くのアーティストはブルックリンにいると思っていたからね。だから来てみて僕も驚いたよ。

M:ここはアーティストにとってのアメリカンドリームね。

B:そうだね(笑)

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M:ブルーノさんのアートワークを見ていて思うのですが、とてもたくさんの種類の技法やツールを使ってアートを表現なさっていますよね。その時々によってどう使い分けているの?

B:まずは自分が何を表現したいのかによるし、いろんな違うことにトライしたいんだ。

M:どこからインスピレーションを受けているの?

B:ファッションイラストレーションは想像上の洋服を絵に落としこむ作業。コラージュの場合は大体いつも1つの場面を選んでそこからストーリーを描き、広げていくよ。インスピレーションを受けるものは様々だけど、見た映画やいろいろなところから受けているよ。今あるアイディアを他の形に投影していくんだ。

M:この間、フィラデルフィアにいたと聞きました。

B:ちょうど好きなアーティストのエキシビションを観に行ってきたんだ。”リチャードタロウ”素晴らしかった。僕の好きなアーティストの一人だよ。

M:フィラデルフィアのアートシーンはどう?

B:実は今たくさんのアーティストがフィラデルフィアに身を置いているんだ。ここ(NY)よりもたくさんの広いスペースがあるからね。

M:知らなかったわそうなのね!ギャラリーやエキシビジョンによく足を運びますか?

B:ああ、1人でギャラリーを巡ることもあるよ。

M:他にもオススメのアーティストを教えてもらえますか?

B:そうだね、今ニューヨークのニューミュージアムでちょうどエキシビジョンをやっている”sarah charlesworth”も好きだね、彼女はとてもいいよ!

M:ありがとう。チェックしてみるわ!

 

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