THOM BROWNE S/S 2023 MEN'S COLLECTION「an homage to period couture」 カウボーイ・サーファー・船乗り・テニスプレーヤーなど、挑発的でアスレチックな活力溢れるマスキュリンなフォルムで表現

THOM BROWNE(トム ブラウン)2023年春夏メンズコレクション「an homage to period couture」。ショー会場に人々が集まり席に着く。ショーは待ってくれないと彼らは呟くが、実はショーは彼らを待っている。廊下や二重扉で繋がっている6つの部屋通って、ルック1からルック34まで。あらゆるタイプのメンズが登場する。グレーにイエロー、そしてグリーン、ブルーにピンク、そして水色、色とりどりのツイードを身にまとい。クラシックなテーラリング、すべてのルックが新しい形で。細長く、縮んでいたり、オーバーサイズ。ジャケット、トラウザー、スカート。生地作り、マスキュリンなテーラリング。ジョックストラップパンツがすべてを支えている。シェニール・デニム・グログランリボン・レザー・シアサッカーチュール・レースなどがあしらわれたツイードは、南フランスにて特注して作られている。マルチカラーのプーフツイードは4名の職人が縦糸をセットし、織機機に手作業でリボンを付け、織り終わるたびにカットするため、制作に最も時間を要した。クラシックでフェミニンなファブリックが、カウボーイ・サーファー・船乗り・テニスプレーヤーなど、挑発的でアスレチックな活力溢れるマスキュリンなフォルムで表現されている。究極のマスキュリンなガーメントであるジョックストラップ。究極なプレッピーのシンボルであるアンカーが、金銀のモールやサテンステッチで、そしてあえてダメージ加工を加えた糸で施されている。今回のショーは、丈の長いスポーティーなコートとクロップドスカート、ミニショーツとロングトレンチコート、肩幅の大きいトップスとローライズパンツ、ドロップクロッチパンツ、ノースリーブ、ボディスキミングを強調したデザインのアイテムを中心にスタイリングされている。アイテムには夏用のコットンツイルとグログラン生地が使用されており、トム ブラウンのクラシックスタイルを構成する重要な役割を担っている。シルクジャカードのプリーツはトロンプルイユのディテールで、ショートパンツやトラウザーのように見える。アタッシュケースやペニーローファー、カウボーイブーツ、様々なサイズや色のヘクターバッグなど、細部まで遊び心が溢れている。



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