colville Autumn/Winter 2022 Collection 極度な女性らしさ、モダンであり退廃的なロマンス、そして洋服を纏うことにより生み出される美しさや驚き、喜びのビジョンを推進

colville(コルヴィル)2022年秋冬コレクション。今シーズンは、極度な女性らしさ、モダンであり退廃的なロマンス、そして洋服を纏うことにより生み出される美しさや驚き、喜びのビジョンを推進し、より官能的なコレクションに仕上がっている。colvilleはデビュー当初より身体を美しく見せられるような洋服作りを追求しており、それはこのコレクションにも反映され、さらに新しく、よりエロティックな表現への意識も高まっている。身体のフォルムに沿ってカーブを描くTwistedチュニックやTwistedセーター、膨らみを持った非対称なフリルが垂れるLoveドレス、繊細でありながらエロティックにカットアウトされたPeeppoドレスやXOドレス、1930年代のセクシーなガウンのようなシルクのPerfumo ドレス、波打つスカートとケープは、起伏のあるひだが本能的で自由且つ楽しげなラインを描いている。これらのアイテムにより、生地が肌をかすめるように身体を優しく愛撫するイメージが表現されており、洋服が身体を覆い、包み、そして抱きしめる。また、クチュールレベルで作られたボリュームがシェイプを強調。colvilleらしい精細な構造に滑らかさと柔らかさが融合している。トップスとドレスはバックがエレガントなドレープケープのデザインで、ニットは花が咲くように広がり、パンツはサークル形にカットされ、贅沢なひだ状のデザインになっている。遊び心のあるMangola スリーブは、ダイナミックにリボンを纏うように腕のラインを模倣し、多数のピースとレイヤードすることができる。”Love”、”Connection”、”Tenderness”は、製造やデザイン、クラフトに関して人との関わりを重要視し、有意義なコラボレーションと世界中の女性の仕事をサポートすることに注力するcolvilleにふさわしいテーマ。今季は、織物や刺繍を通して社会的立場の弱い女性たちが仕事や目的を見出すことを支援するマダガスカルの組合とパートナーシップを結び、彼女たちと共に新たにPuddingバッグを制作し、様々な分野で活躍する女性アーティストKavel Raffertyとの新たなコラボレーションを発表。colvilleの女性像や官能性の探求は、自然への美しい賛辞と結びついている。プリントやパターンは風景や植物、花を描き、色彩は深いアースカラーを基調とし、ジュエリーはcolvilleの特徴的なホローイングテクニックにより驚くほど軽量化されたOdysseyイヤリングなど、岩層を想起させるアイテムがラインナップする。アップサイクリングは、colvilleが提唱する重要な要素のひとつ。時に挑戦的な試みではあるが、ファッション界で増大する廃棄物の中から用途を見出すことが自分たちの義務であると信じている。colvilleチームの新たな調査により、驚くべき大量のデニムが廃棄されていることが判明し、それらを使用してアップサイクルのジレとパンツのセットアップを制作した。サスティナビリティの向上を目指した取り組みの一環として、金属を含まず植物性染料で染めたレザーを使用して制作された新しいPuddingバッグが登場。人気を博している定番のシリンダーシェイプのウーブンバッグには新たにマイクロサイズが加わり、楽しげなスーパーマンのジグザグパターンの新作もリリースされる。その他、遊び心のあるスキューバジップ付きのパッドソールブーツがラインナップする。顕著さ、意外性、そして意味を持つものを称賛するというcolvilleの姿勢が反映されている。洋服は愛されるようにデザインされていて、例えばそれぞれの個性、自然界の威厳、肌に触れる生地の感触、美しい風景の静けさ、素敵な洋服を着て気持ち良く過ごした夜の喜びなど、世界中の女性が知っていて愛するものから着想を得ている。colvilleのオフィススペースにて、アーティストのFrank Vissierが塗料、紙、布、木、さらには張り子を使用し活気に満ちたミクストメディアのインスタレーションを制作しプレゼンテーションが行われた。彼のアートワークは、コレクションを引き立てる背景となり、カラーとテクスチャーの実験に焦点を当てたcolvilleの特性と完璧に調和している。



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