FENDI Fall/Winter 2022 Collection アイコニックな過去の2つのコレクションをコンテンポラリーなフィルターを通して再解釈しメゾンのシグネチャーを新たな視点から考察 #FendiFW22

©Robert Fairer

FENDI(フェンディ)2022-23年秋冬ウィメンズ レディ・トゥ・ウェアコレクション。フェンディのアイコニックな過去の2つのコレクションを非常にコンテンポラリーなフィルターを通して再解釈し、メゾンのシグネチャーを新たな視点から考察している。Delfina Delettrez(デルフィナ・デレトレズ)が、母親のワードローブから見つけたプリントブラウスを身にまとってローマのフェンディ本社「イタリア文明宮」を訪れた姿からインスピレーションを得たキム・ジョーンズは、メゾンの歴史を探求し、芸術運動に対するカール・ラガーフェルドの愛を称える1986年春夏コレクションを再発見した。1986年に発表された幾何学プリントやテーラードのスタイリングと、2000年秋冬コレクションの透ける素材の軽やかさを融合して構成したコレクション。それは、強さと柔らかさという対極的なものの探求、すなわち美しい衣服をまとうパワフルな女性たちが闊歩するランウェイ。エレガントなツイードに付けられた軽やかなシフォン、カシミアのロンググローブを合わせた繊細なスリップドレスコルセットで非常にフェミニンなフォルムに仕上げたストックシャツ、マスキュリンなテーラリングのクロップトジャケットの中に、新たなバランスが見られている。フェンディの実用主義を象徴するフォルムと機能性の大胆不敵な調和がトランスフォーマブルな洋服に表れており、ブレザーを取り外すとテーラードのジレになり、ポケット付きのベルトはウエストマークをしながらスマートフォンを入れることもできる。見る人の目を欺くフェンディのイリュージョンテクニックがカールした再利用モヘアに用いられ、ファーのような質感のシアリング、または刈り毛のシアリングと錯覚させる。2022-23年秋冬メンズウェアコレクションで発表された「オーロック」プリントは、この世のものとは思えない軽やかさをまとい、ウィメンズウェアにもアレンジされた。シルヴィア・フェンディがデザインするアクセサリーでは、クラフツマンシップに対するメゾンの献身が「ハンド イン ハンド」プロジェクトの新たな一章として、「フェンディ ファースト」や、オーバーサイズのショッパーに繰り返し使われているインターシャファーとともに表現され、1997年に誕生した伝説的アイコンバッグ「バゲット」の25周年を祝い、カシミア、シアリングで縁取りされたレザー、そしてインターシャミンクの3型を復刻。デルフィナ・デレトレズが手がけるジュエリーは、モノグラムのサイズがひときわ大きくなったイヤーカフやバゲットクリスタルをはめ込み、シグネチャーの「FF」ロゴをさりげなく表現したテニスブレスレットが誕生した。ペンダントや垂れ下がるイヤリングには、鍵のモチーフが登場。



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