JOHN LAWRENCE SULLIVAN AUTUMN/WINTER 2021 COLLECTION「PROTECT」現代メンズウェアが持ち合わせる”防”の側面をさらに拡大解釈し表現

JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン ローレンス サリバン)2021年秋冬コレクション「PROTECT」。2010年3月に発表した2010年AWコレクション以来、11年振りとなる東京でのランウェイショー開催となった2021年AWコレクション。JOHN LAWRENCE SULLIVANが続けてきた従来のデザイン哲学を突き詰めていき、最終的に辿り着いたコンセプトは「PROTECT」。コロナ禍に置かれている現代生活を単に意識しているのではなく、そこにはデザイナー柳川荒士が考える様々な”防”が潜んでいる。軍服に代表されるような、命を守るためのディテールが縦横無尽に張り巡らされている現代メンズウェア。それらが持ち合わせる”防”の側面をさらに拡大解釈し、表現したのが本コレクション。バイクやワーク、スポーツ、レーシング、さらに拘束着に見られるボンデージまで、様々な場面で発見した「防具」のための要素が盛り込まれている。アイスホッケーのキーパーウェアから着想を得たキルティングパッド付きコート、日射病などを防ぐ女性用ゴルフウェアのネックゲーターから派生させたマスク付きカットソー、前身頃にチャップス的レイヤーを施したパンツやスカート、工事現場作業員の鉄板入りシューズからイメージを膨らませた金属のシューアクセサリー…。そのどれもがJOHN LAWRENCE SULLIVANらしいテイラードスタイルと潔く絡み合い、真新しいルックを創出する。「海外進出以降、ショーを直接観ることができなかった日本のファンの皆様に向けて披露したい」という想いが込められた本ショーでは、スタイリングをTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.デザイナーの宮下貴裕が担当。東京でしか実現不可能な、スペシャルなショーを開催した。