ビル(Bill Cunningham)に出会え、撮影してくれた事は一生の宝物のような出来事です。
Bill Cunningham(ビル・カニングハム)さんが6月25日に87歳で亡くなったというニュースは、もう皆さんご存知かもしれません。2月、NYFWでの彼との思い出が本当に鮮明すぎて、中々書き出せず。でも、どんなに考えても彼ほど写真を撮っている時の姿勢、そして人柄を、尊敬できる人は私にはいないかもしれません。
この写真は私が最後にビルを見かけた、マイケル・コース コレクションのショー会場での写真。
初めてのNYFWでの取材から、彼を会場で見かけるたびに嬉しくて、現役でストリートスナップ、そして会場でのスナップなど嬉しそうに歩いて撮影している彼の姿はいまでもとても私の中で鮮明な記憶なのです。
私が最初で最後になってしまいましたが、彼に撮影してもらった時。2月極寒のNY、トリーバーチのショー前、朝の8時台!!彼はとても嬉しそうに私を見つけてカメラを構えながら近づいて、撮影してくれました。
そんな彼と同じ時代に産まれ、出会え、少しの時間でも共有でき、撮影してもらえた事、こんなに素敵な想い出は本当に宝物です。ビル、あなたに会えてよかった。天国でも素敵なファッションを撮影し続けて下さい。
ありがとう。
Ena