マギー 大河"精霊の守り人 最終章"への出演も決まり「女優という新たな扉を開けて、10周年へ」スペシャルインタビュー

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マギー(MAGGY)/ Instagram: maggymoon

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・初ドラマのお仕事のお話がきたときの印象は?

ーついにきたか!という感じでとてもうれしかったですね。いつかはやりたいと、ずっと思っていたので。興味があって、「やってみたい」と直接は話さなくても、そのメッセージを発信していたと思います。

 

・では、念願の女優デビューですね。デビューが「精霊の守り人 最終章」といきなりの時代劇でしたが、大変なことも多かったのではないですか。

ー大変と感じたことはないですね。刺激的で楽しくて、すべてが新しい。新しいことにチャレンジすることって、少なくなってくるので、楽しいことしかありませんでした。それに、NHKで女優デビューできるチャンスなんて中々ないですからね。とてもいい機会をいただきました。私の場合、ベースはモデルなので、常にきれいでスタイルよくということが求められてきたけれど、お芝居では、すべて捨てられて、気持ちよかったです。私ではなく、今回の役のヨーナとして出るという、誰かになりきって作り上げるというのが、とにかく楽しかったです。もちろん、寒いとか体力的にきついとか、物理的に大変なことはたくさんありましたけど、それがベースで当たり前だと思っていたので、大変と感じたことはありません。集中力の方が上回ったという感じです。

 

・どんなところを一番見てもらいたいですか?

ーヨーナの心の動きですね。好きな人を譲るような健気な女性から、強い女性になっていくのを感じとってもらえたらうれしいです。モデルと違って、言葉と動きで伝えるということで、気にしなくてはいけないことがとても多かったし、ものすごく大きな作品でプレッシャーもありましたが、共演の役者さんたちにいろいろお話を聞けて、すごく緊張したけど、ものすごく楽しい現場でした。ただ、初めての事ばかりで、気がつかないうちに緊張して全身に力が入っていたみたいで、毎日、撮影が終わったら、ものすごく体が、がちがちになってました(笑)。

 

・女優というお仕事が本当に楽しそうですね。今後もチャレンジしていきたいですか。

ーもちろん、やってみたいです。今回は、かわいい村娘の役柄だったんですが、かっこいい、サイコパスみたいな役も演じてみたいですね。人間ぽいっていうか、人間の汚い部分が出るような、そんな役でドラマや映画にも挑戦したいです!

 

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©精霊の守り人 最終章

 

・今後の女優としての活動も楽しみですが、モデルであり、バラエティにも出演され、プロデュースもされていますが、どれが一番自分らしくいられますか。

ー全部、別の道なので、一番を選ぶのは難しいですね。その中でも、プロデュースが一番、自分らしい表現ができるかな。洋服や美容、音楽など、いろんな自分を出していきたいと思っています。女の子に向けたものや、メンズのTシャツ、空間デザインなど、自分らしさを出すツールとして、トータルで表現したいです。ひとつのことで、イメージを決められてしまうのがイヤなんです。次は、まだやっていないボディクリームもプロデュースしたいし、音楽も好きなので、イベントか何かをしかけるということもやってみたいです。

 

・まだまだチャレンジの幅が広がりますね。ファッションでは、今のお気に入りなど、ありますか?

ー今というか、好きなものを着るようにしています。人にこう思われるかもとかは気にしないですね。だから、これが流行っているからとかで選ぶのではなく、好きなものを着るようにしています。好きなものを着ると、その人のオーラとミックスして、いい感じになると思うから。その人に合っていないとかっこよくないし、好きで着心地がよく、スタイルをわかっている着こなしが好きなんです。だから、洋服を選びに行ったら、あまり悩まずに決断します。見たら、自分が着た時のシルエットもわかるので、試着もあまりしませんね。自分の好きな洋服を着ることで、モチベーションを上げています。

 

・仕事に向かう時から、ファッションで気持ちを盛り上げるのですね。他にも、仕事をするうえで心がけていることはありますか。

ー冬は、お風呂に入って、体を温めてから現場に向かうようにしています。あとは、食べ物ですね。忙しい時ほど、気をつけています。なので、ドラマの現場には、毎日自分のお弁当を持って行っていました。野菜とタンパク質を意識して、チキンや豚汁、フルーツなど。口に入れるもので、体が変わるし、メンタル面も変わるので、体が喜ぶものを食べるようにしています。なにが必要か、心の声を聞くようにしているんです。20歳を超えた頃から、プロ意識が強くなって、お料理が好きということもあり、週に2~3回は自炊しています。食事以外では、色々とやってみないとわからないから、考えすぎて踏み出せないより、怖いもの知らずで前に進みたいと思っています。そのとき嫌だなと思っても、後から見ると、大きなチャンスで、ターニングポイントかもしれないと感じるから。そんな風にしていると、やれることが広がって、自信もつきますね。

 

・実際に、そのような経験は?

ー実は、「すぽると!」がそうだったんです。当時はモデルだけやりたいと思っていたので、どうしてテレビに出なくちゃいけないの?とか思っていて(笑)。でも、すぽると!に出演させていただいたことで多くの人に私のことを知ってもらえたし、モデルだけではなく、今のように他の仕事にもつながっていると思います。表現の場を広げたいので、あの時がターニングポイントだったのかな。今後は、フードもプロデュースできればうれしいし、30歳までに、もっと広げていきたいです。なにかをプロデュースするときに、自分の名前を出さなくても、できることにチャレンジをしたいですね。名前を出さない方が、先入観なく見てもらえますからね。

 

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・来年はデビュー10周年ですが、次にやってみたいことはありますか。

ー世界遺産を見に行きたいです!自分自身の吸収のために。実は、小学校3年生の時に、学校の授業で教科書に出てきた「マチュピチュ」に行きたいんですよね。今でもとても印象的で。あと、チリの街の細長い感じも好きで行ってみたいです。ちょうど10周年だし、写真集やムービーを、そこでセルフプロデュースでできればいいなあと思っています。10年がんばってきた意味が持てる気がするんです。みなさんが知ってくれている部分は、私の“かけら”でしかないから、今のマギー自身を知ってもらいたい。仕事がわかって色々なことが見えてきて、新しいものも沢山見えてきたので、今は、仕事に対してもうワクワクしかないです。モデルとして、ただ着て表現するだけではなく、ディレクションなど、ものづくりから携わって、一緒に作り上げる仕事をしていきたいです。中身のないものを作っても多くの人に届かないと思うから、みんなの気持ちをわかって一緒に作り上げる「やりがい」のある仕事をしていきたいです。

 

・最後に、読者のみなさんへのメッセージをお願いします。

ーまずは、女優デビューで、新しい私を見て欲しいです。そして、私目線で楽しいものをこれからも発信していくので、楽しみにしていてもらえたらうれしいです!

 

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PHOTO / Ena Kitamura

INTERVIEW・WRITER / Yuri Hayashi

 

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