花楓&Shogo「モデルとして、親として、そして夫婦として。」

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花楓(Caede)/ Instagram: thisiscaede Blog: それから それから…

H 168cm / B 83cm / W 58cm / H 85cm / S 24.5cm(BARK in STYLe所属)

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Shogo / Instagram: gozen.gogo.shogo Blog: SHOGO’S DIARY ボランティアチーム: This is a Pen

H 180cm / C 89cm / W 72cm / H 88cm / S 27.0cm(BARK in STYLe所属)

PHOTO_Ena Kitamura

 

 

・まずは、モデルになったきっかけを教えて下さい。

ーShogo:サッカーをずっとやっていて、19歳の学生時代に怪我してできなくなったんです。当時、何もすることがなくなって、何かやりたいなって感じて、自分からモデル事務所に応募しました。今思うと何も知らずに履歴書を送ったのに、凄く良い事務所にピンポイントで送ってたんですよ!それで、今の事務所に行った時に面接をしてくれたのが社長で、すごく体育会系な方で波長が合うなって思い、一発目で決めました。僕にとってノリが合うことがすごく大事で。その頃は、よく雑誌とかに出てたモデルさんが濃くて、ロン毛で、ヒゲが生えてる人ばっかりで、そうじゃないとモデルはできないと思ってて、その通りにしてました(笑)。でも、半年後ぐらいに教育実習に行くことになって、このままのスタイルでは行けないのでロン毛を切ってヒゲも剃って、これが結果的に良かったんですけど、今の自分のスタイルになりました。教育実習がなかったら、もしかしたらこの仕事続けてなかったかもしれないです。

ー花楓:スカウトです。代官山に買い物に行ったとき、友達がその頃劇団に入っていて、そのレッスンが終わるのを2時間ぐらい待合室で待ってたんですよ。そのときに声を掛けられて、でも私は演技とかぜんぜん興味ないし、自分には合ってないと思って断りました。でも、社長から直々に話だけでもと言われたので、聞きに行きました。演技は出来ないけど、モデルには興味あるってお伝えしたら「どんな雑誌でも出してあげるよ。」って言われて(笑)。それが13歳の時かな。スカウトだから、いきなり何も分からないところに入っちゃったって感じでした。入ったことを後悔したこともあったし、いつやめようかなって常に考えてた時期もあったけど、なんとかここまで頑張れた。当時は、何かあるたびにモデルのせいにして、自分がこれを選んだからとか、モデルの仕事だからいじめられるんだとか、人に見られること自体が怖くなっちゃった時期もあって。ファンの子の応援すら、悪口を言われてるんだ、みんな私を嫌ってるんだっていう風に見えてしまってた。いっぱいいっぱいで、ちょっとの隙間もないから、精神的に壊れちゃう子もいっぱいいるし、凄いところでやってたんだなって。でも地に足がついてくると、仕事があることとか、環境に感謝できるようになってきて変わったと思います。今でこそ、それがあってよかったって思えるけど、その頃は苦しかったかな。

 

・長くこの仕事をされてるからこそ感じることってありますか?

ー花楓:昔は、悪いことは悪いってちゃんと言ってくれる人がいたなって思います。ちょっと道をそれてしまったりしても、いつか分かってくれれば良いって、広い器で何回も指摘してくれる人がいた。そういう人がいたから、ちょっと調子に乗りすぎたって反省できる環境だったな。今の子たちのなんでも個性にしちゃうのは少し違うと思ってて、社会の中には自分以外がいて、その中にはちゃんとルールがあって、学んでいく環境なのに、他人は他人って感じなのかな。だから、常識を知らない子が増えてきちゃう。そこがちゃんとわかってないと、痛い思いをするのは結局自分で、それに気づいたときにどう思うんだろうって。少し心配になりますね。

ーShogo:指摘してももう響かないから大人も言わなくなってきてて、寂しい世の中ですよね。

ー花楓:昔は遊ぶ環境がいっぱいあったけど、そこにいる人たちはしっかりしてて、ちゃんと叱ってくれたから感謝してます。やっぱり長くこの仕事してるモデルさんとかは、元々そういう芯があって、まわりもよく見えてる。たまに自分が間違ってるんじゃないかって時も、その人たちに会えばちゃんと再確認できるし、相談もできる。そういう友達は大事にしていきたいですね。

 

・「人」としてという部分はすごく大事ですよね。

ー花楓:この人とまた仕事したいなって思う印象って結局売れてる売れてない関係なく「人」なんだと思います。答え方とか言葉使いとか品がないのは良くないですよね。モデルというだけでその子達とひとくくりにされてしまうのは、ちょっと一緒にされたくないなぁって思います。昔から職業なんですかって聞かれた時に、モデルって答えるのは嫌でした。会社員ですって言いたかった(笑)。

ーShogo:自由業とか書きたいよね(笑)。

ー花楓:本当はこんなにも長く続けてきて誇りがもてるはずだから、堂々とモデルです!って言えるようになりたい。モデルって食べ物とかに気を使うとか外身だけじゃなく、人に対する思いやりも含めて”モデル”だから、内側からの美が大事だと思います。

 

・仕事の仕方で誇りに思っているところってどんなところですか?

ー花楓:常に100%の力をちゃんと全部出して、限界までよく写ろうって思って撮影に挑んでます。それでも自分で納得できない時もあったりしますけどね。

ーShogo:あるね。ちゃんとやろうって思って撮影しててもね。コンビニとかで読んでて、隠したくなったりすることもありましたよ(笑)。

ー花楓:でも意識をすごく高くもって、限界まで力を出し切って良いものを、少しでも良いものをって思って、最初から諦めたりは絶対しない。諦めちゃったら終わるから。適当にこなしてるだけじゃ自分だって楽しくないし、気持ちも入らない。今日の現場が楽しかったから、良かったって思えたら私は最高だと思う。

ーShogo:そうだね。出来上がったものを見て現場を思い出せるもんね。あの時の撮影か、楽しかったなぁって。楽しむことが一番だと思う。

ー花楓:そう、みんなと仲良くなって盛り上がったら、こなしてる写真からは絶対でないハッピーオーラがでてるから。空気感て本当に大事。だから絶対現場には早く入るようにしてます。30分前には確実に着いて、メイクさんやスタイリストさんが準備してる間に喋ってる。なんとなく1日の空気感ができてきて、とても貴重な時間だと思っています。どれだけスタッフの中に入るかで、私自身が楽しいって思えば、伝染するじゃないけど、みんなも楽しくなっていくから。

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PHOTO_Wakana Ono

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©nina

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©Fam / PHOTO_Shoichi Muramoto

 

・出会ってから結婚するまでの馴れ初めを教えてください。

ーShogo:出会って1ヶ月でプロポーズしたんですよ。この人と付き合うんだったら、ちゃんと最後まで責任持たなきゃって気持ちがありました。同じ事務所だし、中途半端なことはできないって覚悟があって。ま、この覚悟を決めたのも、出会って2回目のときなんですけどね。

ー花楓:逆にこっちが、え?え?ってなっちゃうぐらいのスピードでしたよ。だってその流れで、会ってまだ数回しかたってないのに、彼の親に会いに行こうって言われて。11月3日にプロポーズされて、2日後の11月5日にご両親に会いに行ったんです!いまだに覚えてる(笑)。2人とも学校の先生だって聞いていて、車を降りるギリギリまで緊張で。でもお会いしてみたら、もう本当に素敵なご両親で、彼を生んだ良いお母さん、お父さんで、全然悩む必要なんてなかったなって感じました。お父さんもShogoと同じ決断の早い人で(笑)。

ーShogo:親父の母親が本当に行動力があって、良いことは早く進めようって人で、さらに名古屋の人だから結婚に対する思いも強くて。僕がプロポーズした直後ぐらいに、電話で合わせたい子がいるって伝えたら、結婚式のことなんて全然考えてもなかったのに、名古屋に着いたら進められていました。2日間でいろんなことが進んでた(笑)。すでに親戚も呼んでいて、次の日には顔合わせでした。

ー花楓:だって挨拶が終わったら「もう、こういうことはめでたいことだから、めでたいことっていうのはね早く進めたほうがいい。」って言われて。そしたら、もうあっという間に結婚式の日取りの話になっちゃって、あれ?もう本当に戻れないって、前進あるのみだって。

ーShogo:巻き込まれたようなもんだよね(笑)。

ー花楓:幸せだし、本当にラブラブだったけど、このラブラブの波に乗ったままの勘違いなんじゃないかって逆に考えちゃった。そこから、ドレスのデザインしなきゃとか、猛スピードだったよね。彼のことまだよく知らなくて、ボランティアをやってたり、サッカーばかりしてきたって聞いても、モデルとしての彼のイメージがあったから。結婚相手にモデルなんて絶対ないって思ってたし(笑)。でも、彼はちゃんと責任感があって、若いのに、しっかりしてた。もう、彼の笑顔のこの目が嘘だったら、誰も信じるのやめようって思ったぐらい。でもやっぱり、この目は嘘じゃなかった!

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