OSAJI 茂田正和とADX 安齋好太郎が手掛ける一棟貸しの宿「しらかば荘」がオープン 自分の内側にある”プリミティブな感性”と向き合うための場所として誕生

OSAJI 茂田正和 × ADX 安齋好太郎が手掛ける一棟貸しの宿「しらかば荘」が、4月10日、群馬・猿ヶ京温泉にオープンした。
「しらかば荘」は、便利さから一歩距離を置き、感覚に時間を委ねることで、自分の内側にある”プリミティブな感性”と向き合うための場所として誕生した。ここで過ごす時間は、一見すると不便で手間のかかる行為の連なり。そのひとつひとつの体験が、日常の中で見過ごされがちな感覚や、自分本来のリズムを静かに呼び覚ましていく。「しらかば荘」は、プリミティブな体験を通じて、五感をひらき、感覚に身を委ねる時間と向き合うための場と捉えている。
白樺荘の建物は、昭和38年に建てられた元・学習講堂。生徒たちが語り合い、学び、未来を描いてきたその空間を、安齋好太郎氏率いるADXが、土地の素材と職人の技で再生した。名称は、あえて「しらかば荘」を継承。新しい価値を上書きするのではなく、ここに積み重なってきた時間や営みを引き受けるという想いが背景にある。3つの客間は、視線が交わらないよう中心をずらして配置。椅子のように腰掛けられる縁側や、開閉によって空間を自在に繋ぐ障子など、滞在者の過ごし方に委ねる設計が施されている。畳・障子・襖は群馬県沼田市の職人による手仕事。違い棚は同市の指物師が手がけ、住まいが本来持っていた温もりと静けさを宿している。
建物の扉を開けた瞬間、まず目に飛び込むのは圧倒的な岩の存在感を持つキッチン。地元の安山岩と御影石を組み合わせたカウンター、150年以上前のクスノキで仕上げたダイニングテーブルは、素材そのものが放つ力強さに思わず足を止めてしまう。料理をする人、待つ人、語らう人。それぞれの時間が一つの場でゆるやかに混ざり合い、滞在の中心を成している。その奥に広がる和室も、外の景色と緩やかにつながるよう設計され、どこにいても静けさがそっと寄り添ってくれる。和の設えで統一された客室、まろやかな高温が魅力のフィンランド式サウナ、そして源泉掛け流しの温泉に群馬県産の桧を贅沢に使用した浴槽。湯の温度を皆で確かめ、火の具合を相談する。そこに生まれる会話や間が、五感を少しずつ研ぎ澄ませていく。便利な世界では鈍ってしまった感覚が、熱、音、香り、静寂によって呼び起こされ、自分自身を深く理解するための「余白」が生まれる。
一棟貸しの宿「しらかば荘」でしか味わえない、”余白”の時間を体験してみては。

■しらかば荘
2026年4月10日(金)オープン / 群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉263 / アクセス:東京駅から新幹線で約60分、上毛高原駅から車で約20分 / 一棟貸し・1〜6名 / 予約方法:公式サイト又は公式インスタグラムより