Acne Studios 2025年秋冬コレクションにペギー・グーやチョン・ソミンらが来場 異なる二つの世界がダイナミックに交差するコントラストの探求
ペギー・グー
Acne Studios(アクネ ストゥディオズ) 2025年秋冬コレクションに、ペギー・グーやチョン・ソミン、ドーチらが来場した。
インスピレーションは、異なる二つの世界がダイナミックに交差する、コントラストの探求。本コレクションは、2つの世界、そして一人の女性の2つの側面を探求している。北欧にルーツを持ちながらも、都会のダイナミックなエネルギーの中を生きる彼女。その2つの世界が共存できるという幻想を表現したコレクションとなっている。
アウターウェアやテーラリングは、柔らかく丸みを帯びたスリーブやショルダーが特徴的。パワースーツのボリューム感を思わせる一方で、リラックスした印象のドレスは、無造作にまとったかのような軽やかさを演出する。短い丈やスリット、ストレッチ性のあるストッキングで脚を強調。1970年代からのインスピレーションは、ドレープの効いたファブリックや彫刻的なボディスーツに表れている。クラシックなシルエットを新たな解釈で再構築し、レトロなシルクスカーフをトップスやドレスとして用いる試みも。
コントラストのあるレザー使いが印象的。スムースでボンディング加工されたものと、手洗いによるシワ加工を施した波打つようなレザーが共存する。長年愛用されたテディベアのような柔らかさと風合いを、フェイクファーやシアリング、デニムに施された新しいフロック加工で表現している。温かみのあるブラウン、オートミール、ハニー、ベージュに、1970年代を思わせるボルドーレッド、パープル、ゴールドをプラス。ブラックがグラフィックなアクセントを添えている。 また、視覚的な錯覚をテーマに、服の上に別の服が投影されたようなデザインや、変形して見えるプリントを採用している。ポルカドットが実はテディベアのシルエットであったり、ノスタルジックなチェックやグラフィカルなストライプが印象的なコレクションとなっている。
フェルト素材のブーツは、ぬいぐるみのような柔らかさとクッション性を備えたデザインに。パンプスの官能的なシルエットをアレンジし、つま先をスライスしたピープトゥや、カールしたレザーを用いたデザインで再構築している。メンズライクなシューズも大胆にアレンジされ、クラシックなペニーローファーは“壊され”、ブーツやヒールへと進化する。新作Camero Hotelは、人気のCameroシリーズを大胆に拡大したデザイン。レッドやライトベージュのスエードで展開され、Camero CameraやCamero Partyと共に登場する。ジュエリーは、オフィスデスクにあるアイテムを思わせるデザインとなっている。高級なペンやノートブックを模したシルバーとゴールドのペンダントが登場。ベルトには、大胆なハート型のバックルがあしらわれ、サングラスはオーバーサイズのアビエイタースタイルで展開する。
Acne Studiosの2025年秋冬コレクションを、チェックしてみて。
チョン・ソミン
ドーチ ⒸVICTOR BOYKO
■Acne Studios 2025年秋冬ウィメンズコレクション
お問い合わせ:Acne Studios Aoyama(アクネ ストゥディオズ アオヤマ) / TEL 03-6418-9923