時を超えて神戸の多様な文化を物語る名建築を一斉に公開するイベント「神戸モダン建築祭2024」開催 神戸の歴史とここでしか見られない建築の魅力を満喫

時を超えて神戸の多様な文化を物語る名建築を特別公開するイベント「神戸モダン建築祭2024」を、11月22日(金)から24日(日)まで、神戸を横断して73箇所で開催する。

 

神戸の街には、日本の近代化を象徴する建築物が点在している。「東洋一美しい」と讃えられた旧居留地や、古くから主要な国際貿易港として栄えた港湾エリア、異国情緒あふれる北野異人館など、日本と外国の文化が融合した歴史ある建築物が、神戸の文化の多様性を物語っている。「神戸モダン建築祭」は、これらの建築物を一斉に公開するイベントで、昨年に引き続き今年も開催。今年は73箇所のモダン建築が参加し、昨年よりもさらに多くの建物が公開される。普段は立ち入ることができない建物や、非公開のエリア、工事中の建築内部も特別に見学できる貴重な機会となっている。昨年の初開催では25,000人が参加し、建築や歴史の専門家によるガイドツアーは完売となるなど、大きな反響があった。今年は参加建築物が大幅に増加し、3日間有効パスポートやガイドツアーなどでより広く、深く神戸の歴史とここでしか見られない建築の魅力を楽しむことができる。

神戸モダン建築祭実行委員長の松原永季さんは「神戸モダン建築祭は、今まで十分に知られていない神戸のモダン建築の魅力を幅広く多くの方にお伝えしたいという趣旨で始まったイベント。港がいち早く開かれた開港都市である神戸は、明治以降の日本の近代的な歩みを建築として残しています。その建築をより良い形で次の代に引き継いでいくことができればと思っています。」と話している。

シュウエケ邸:通常は非公開の異人館オリジナルの姿を今に伝える建築。明治29年(1896年)に建築家A.N.ハンセルの自邸として建設された。館内は年代物のフランス製家具や大きなシャンデリア、暖炉等クラシカルなインテリアで統一されているが、壁面には明治時代の浮世絵約200点が飾られている。

中華民國留日神戸華僑總會:通常は非公開の異人館オリジナルの姿を今に伝える建築。元はドイツ人実業家の邸宅として明治期に建てられたものとされている。大規模な改修が行われてこなかったことで、竣工当時の面影が今も残る貴重な建物。期間中は台湾茶の試飲&販売のイベントも行われる。

クラブ月世界:1969(昭和44)年、三宮随一の繁華街・東門街でキャバレーとしてオープンした。煌びやかなシャンデリアや照明の中に半円形の舞台を囲むシンプルなテーブルを囲む2階席、椅子やテーブルはまさに70年代のモダンデザインで、ドラマや映画ロケの聖地とも言われている。写真を撮れるのは今回のみ。

神戸松蔭女子学院大学

神戸税関

神戸ムスリムモスク

ROSE GARDEN

KIITO

 

■神戸モダン建築祭2024

2024年11月22日(金)~24日(日)開催 / エリア:神戸市内(北野・山手エリア、三宮・元町・港湾エリア、その他) / 主催:神戸モダン建築祭実行委員会 / 後援:神戸市・兵庫県など

参加方法詳細:パスポート公開の建築を見学するには、パスポートが必要。※有効期限は11月22日(金)~24日(日)の3日間 / パスポート対象エリア:北野・山手・三宮・元町・港湾・六甲・御影・湊川・兵庫など23箇所 ※六甲・御影・湊川・兵庫は新しいエリア ※パスポート公開建築の詳細はコチラ ※購入サイトはコチラ

ガイドツアー:ガイドの解説を聞きながら見学するガイドツアー方式。オーナーや管理者、建築や各分野の専門家、地域の関係者、学生など、さまざまな人がツアーガイドとして案内する。※既に販売が終了しているツアーもありますが、詳しくはコチラをご覧ください。

https://kobe.kenchikusai.jp/



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