COS 2024 S/S COLLECTION 透け感のある素材、彫刻的なフォルム、エレガントなドレープと正確なテーラードが融合

COS(コス)2024年春夏コレクション。本コレクションの作品は、エアリーなボリューム感と絶妙にレイヤードされた透け感のある素材、やわらかで彫刻的なフォルム、そしてエレガントなドレープと正確なテーラードが融合して表現されている。オフショルダーのトップスやワイドパンツは、着る⼈を包み込み、ダイナミックでボリュームのあるスタイルに。従来のリラックス感あふれるスタイルは、ボディを包み込むようなメッシュ素材で再構築され、滑らかなシルクで作られたクラシックなテーラリングは、ゆるやかな⾮⽴体的なシルエットに仕上げられている。

今回のランウェイショーでは、上質なファブリックと完璧なディテールへのこだわりが際⽴つ最新のアトリエコレクションも登場。⼿作業でプリーツ加⼯を施したショルダーパッド、フィッシュテールスカート、ゆったりとしたマキシドレスなど、メッセージ性のあるルックが特徴で、ニットウェアは細⻑いハイブリッドスリーブや内側に折りたたまれたラペルによってテーラーリングが刷新されている。レザージャケット、バレリーナ、ローファーでは、素材の加⼯やスライスなどの技法を⽤いて表⾯の質感を⾼めている。特注の型紙を使ったプリーツのワイドパンツは、ハンドペイントのエッジが特徴で、奥⾏きと流れるような動きを⽣み出している。

COSは今回のコレクションにおいて、光の特徴を利⽤して、半透明の素材を採⽤したり、素材の表⾯に⾊を反射させることによってカラフルな⾊彩を吹き込むなど、実験的な試みも⾏っている。⼤胆で⾊彩豊かなシルエットの⾚のトーンが、スチールブルー、ブラック、ホワイト、サンドといったニュートラルカラーを背景に、ひときわ美しいコントラストを⽣み出している。従来のクラフツマンシップとモダニズムの原則をシームレスに融合させ、ブランドの永続的なデザインと妥協のない品質へのこだわりを継続しているほか、ペーパーヤーン、リサイクル素材、レスポンシブル・ウール・スタンダードの認証を受けた⽷など、持続可能な素材を随所に使⽤している。今回発表されたアイテムの⼀部は現在COSの各店舗と公式オンラインストアで購⼊可能なほか、その他のアイテムもシーズン中に随時追加(Atelier コレクションは4⽉から発売予定)される予定となっている。

ランウェイショーは、イタリアの医療団体 ASL ローマ 1(L’Azienda Sanitaria Locale)によって⼤切に保護、補修されているヨーロッパでも最も古い15世紀の病院の⼀部である建物「Corsie Sistine(コルシエ・システィーネ)」で⾏われた。広⼤なフレスコ画に囲まれた約1万3000平⽅フィートの歴史的建造物内の会場には、リサイクルの布を使⽤した壁⾯がコンテンポラリーな空間演出と共に特設され、ランウェイにはイタリアを代表するスーパーモデル、マリアカルラ・ボスコーノなどのモデルたちが登場し、計33体のルックを披露した。

Minho Choi

Akane Hotta

India Amarteifio

Pamela Anderson

Xiayan Guo

 

■COS

https://www.cos.com/ja-jp/



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