3.1 Phillip Lim FALL/WINTER 2024 COLLECTION ニューヨーク・コレクションの集大成。若さゆえの夢とナイーブさは、日々の奮闘によって形作られたロマンティックな強さへと成長。

3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップリム)2024年秋冬コレクション。クリエイティブ・ディレクターのPhillip Lim(フィリップ・リム)は、「ニューヨークから世界へ。これが私たちのブランドの常套句。気骨と奮闘、そして人間性。20年間にわたり、私たちは素晴らしいアーティストと協力し、国際的な都市でショーを開催し、私たちのコミュニティを築いてきた。しかし、その根源はやはりニューヨークにある。」と話している。

本コレクションは、ニューヨーク・コレクションの集大成。若さゆえの夢とナイーブさは、日々の奮闘によって形作られたロマンティックな強さへと成長した。過去の思い出が時折姿を現し、かつて大切にされていたものは新しい人生へと再生される。これこそが、3.1 Phillip Limのスタイル。制服の着こなしをエフォートレスに着崩すのが、私たちの母国語。カーゴポケットとスナップのディテールを備えた実用的なミリタリージャケットは、マッチするユーティリティ・パンツと合わせるとモダンなスーツスタイルになる。カーキのスエットスーツは、少し誇張された、無愛想な態度を明らかにする。

今シーズンのテーラリングは視点が絞られており、裏地にシャドウをあしらった脱構築的なブレザーは、クラシックなメンズスーツをモディファイしたもの。しかし、テーラリングは、調節可能なバックルがウエストを引き締めるという伝統的なものではない。これは女性の体のために洗練されたメンズウェアの着こなしであり、常に少しの遊び心がある。コレクションは、自然な雰囲気で構築されている。ベビーレイバーからのインスピレーションを受けた、Dリングバックル付きのロングデニムマキシスカートは、オーバーサイズのメリノウールとレースのタートルネックと絶妙に組み合わされ、ニューヨークのスタイルを特徴づると同時に、1950年代のカフェレーサージャケットも取り入れられている。

このコレクションは、遊び心のある洗練されたもの。襟と袖口にボリュームのあるフリンジをあしらったブークレジャケットがドラマをもたらし、フェイクファーを大胆不敵な方法で使用している。今シーズンは、贅沢な起毛の柔らかさのある最高級テディベア「Steiff Bears(シュタイフベア)」の素材を提供するドイツの工場とコラボレートした。今シーズンのプリントは、過去の記憶を思い起こさせ、その痕跡を残すことが新しい人生の中で再考されることを表現している。コレクションが進むにつれて、テーマは控えめになり、身体のフラッシュが官能的な方法で露わになったり隠されたりするようになる。IDファミリーのハンドバッグは、3.1 Phillip Limの中心的存在であり、2024年秋には、フォレストグリーンの型押しクロコダイルや厚みのあるチェーンストラップを備えたキルティングスエードとレザーなど新しい素材やカラーが追加された。

2024年秋冬コレクションは、自分のアイデンティティを完全にコントロールし、着こなしのコードを試し、自分のスタイルを楽しんでいるThe 3.1Phillip Limな女性を表現している。少しタフでありながら、少しロマンティックであり、遊び心に満ちた洗練と不遜なまでの気楽さを兼ね備えている。クールで、イージーで、シック、それが3.1 Phillip Limのスタイル。