ロロ・ピアーナの2024年春夏レディス・メンズコレクションは創業以来の価値観に極めて近い国、日本との親和性を探求

親和性がもたらす強い力。対話を通して可能性や視野が広がると、予期せぬことが起こる。Loro Piana(ロロ・ピアーナ)の2024年春夏レディス・コレクションでは、非常に豊かな文化や職人文化をもち、卓越性、タイムレス、自然との調和や、これ見よがしではないながらも強く謙虚であることなど、創業以来の価値観に極めて近い国、日本との親和性を探求する。工芸品やものづくりへのこだわり、そして生涯をともにするアイテムをつくるという考え方も同様。最終的にロロ・ピアーナと日本を密接に結びつけているのは、魂のこもった完璧さへの絶え間ない探求により到達した、派手に主張しなくとも力強い謙虚さ。本コレクションは、形、色、生地に軽やかに触れる反響へと変化する、親和性への旅となっている。流れるようなハーモニーと和装の鮮やかなシンプルさがコレクションに浸透している。小さなスタンドカラーのカシミヤやシルクのキルティングコート、前結びのノーカラーの織物ジャケット、着物スタイルのジャケットとラウンドパンツ、プリントのロングドレスが揃っている。旅は4つのテーマで構成されている。贅沢な質感と落ち着いた色合いの「バンブー」から始まり、手仕事の美しさと日常を非日常に変える「シブサ」では、新しい質感のアウターと、アースカラーに動きを加えるツイードの解釈が表現されている。淡い色彩と流れるようなフォルムの「サクラ」、大胆でありながらも穏やかなブロックプリントの「カンジ」、それぞれの世界観が展開されている。カシミヤ、リネン、シルクデニム、シルクカシミヤ、リネン混紡織物、コットンリネンなどの素材が、センチャグリーン、バンブー、ヌガー、ジンジャールート、スプリングソイル、ワイルドセージといった軽やかな色調、そしてブラック、クレイ・ティーポット、インクボトルといった深みのある色調と融合し、質感とともに語りかけます。カラーパレットはブルーの色調がさらに豊かになり、日本の技から生まれたコットン60%、シルク40%の新素材、デニムシルクが登場。キャッシュデニムのきめ細かな生産工程に倣い、縦糸のコットンはそのままに、横糸はカシミヤをシルクに置き換えている。アクセサリーでは新作の”ルーム・バッグ”を発表。ダブルハンドルのトートバッグで、フラップ部分のバーが覆われており、それが織機のバーにかけられた布のドレープを連想させることからその名がつけられた。気軽に使いやすいこのバッグは、バターのような柔らかなレザー製と、レザーのディテールを施したキャンバス製で展開する。”エクストラ・バッグ”と”ギエラ”のディテールは、ブレスレットやネックレスにメタルとレザーを複雑に組み合わせ、新たなファッションジュエリーのコレクションを生み出している。タイムレスで、多機能で、遊び心を備えたこのコレクションは、どんなシルエットにも完璧に調和する。親和性の探求から、新しいスタイルの可能性が広がっている。



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