HARUNOBUMURATAの2024年春夏コレクション「AN INTIMATE PORTRAIT OF THE LIFE(親密な日常のポートレート)」は生きる喜びに満ちた親密な日常を表現

HARUNOBUMURATA(ハルノブムラタ)2024年春夏コレクション「AN INTIMATE PORTRAIT OF THE LIFE(親密な日常のポートレート)」。生きる喜びに満ちた親密な日常がコレクションを通じて表現されており、日々の生活やありふれた瞬間が一瞬の輝きを纏って新たな輝きを放つようにデザインされている。インスピレーションとなった写真家SLIM AARONSが捉えた魅力的な人々の姿が、今期HARUNOBUMURATAが提案する女性像を表現する上で大きなヒントとなった。美と余暇の黄金時代を称賛するアーロンズの写真や、美しい夏のシーンを繊細に表現されたLUCA GUADAGNINOの映画のように、今期のコレクションは現代のワードローブに軽やかなエレガンスをもたらしている。被写体からの信頼を獲得し、親密で率直なポートレートを撮影することが許されたAARONSの姿勢はHARUNOBUMURATAが掲げるラグジュアリーの思想に共通する。プライベートな場所で撮影した友人たちへの愛着と、それを囲むエメラルドブルーの水面、時間と共に美しく変化する空の色といった要素が、逃避と華やかさの象徴としてコレクションのカラーや素材にインスピレーションをもたらしてくれた。ジャージー素材のショートドレスには今期登場するOAOとのコラボレーションスニーカーがスタイリングされ、軽やかな足取りにそのエレガンスを見ることができる。夏の儚さと曖昧さに対する様々なアプローチは、驚くほど軽い鮮やかなブルーのシルクコットンやシアーなチェックのニット、美しいグラデーションに染められたシルクのドレスで表現されている。国内外から厳選された素材と、光と影の具合を計算するコレクションの創作もまた、職人とブランドとの親密な関係の上に成り立っている。会場となった法隆寺宝物館は、極めて日本的な空間が巧妙に構築されているが、ミニマリズムの流れを引き継ぐエレガントな空気感と非日常への入口としての水盤がコレクションに共鳴し、静謐な空間に美しいエレガンスの世界を構築する。スタイルは進化し変化するもの。時代の価値や人生を謳歌する姿に敬意を表し賛美するコレクションとなっている。

■HARUNOBUMURATA

https://harunobumurata.com/



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