Acne Studios Fall/Winter 2023 Women’s Collection 毒々しい蔓や根、不思議な輝きを放つ樹液、爆発する植物が生息するファンタジーの森へといざなう

Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)2023年秋冬ウィメンズコレクション。成長と進化のセレブレーション。Acne Studiosは、毒々しい蔓や根、不思議な輝きを放つ樹液、爆発する植物が生息するファンタジーの森へといざなう。未来的な眼差しで、自然、その象徴性、神秘性に根ざす。本コレクションでは、残酷でありながら幻想的な森の地形が再構築されている。フォルムを強調するイブニングウェアは、ボリュームのあるアウターウェアと対照的で、「隠す」と「見せる」が同居するワードローブの典型を提示している。朽ちた葉や木の根からインスピレーションを得たグリーンやブラウンのアースカラーと、アシッドイエロー、トキシックピンク、錆びたオレンジ、鮮やかなブルーといった毒々しい色調が並置されている。コラージュやドレープを施したマイクロヘムラインのスキンタイトスタイルで体を包み込むシルエットや、ボクシーでオーバーサイズなシェイプが床まで届くレングスでゆったりとしたシルエットなど、コントラストの研究を進め、カットアウトは繰り返し登場するテーマで、しわくちゃのジョーゼットやレース、かぎ針編みの葉をパッチワークしたドレスや、ドレープをつけたベルベットのデヴォレ、シフォン、ニットのガウンに有機的に現れている。染めのデニムやペイントレザーのルックは、レースのディティールにより露出を楽しみ、このモチーフは後にボディを包み込むようなテーラリングにだまし絵の形で登場。色あせやシワ加工されたファブリックや、シュレッダーやディストレス加工により、土や雨に濡れて経年変化したような質感が表現されており、花や植物、木の皮からインスピレーションを得たテクスチャーもある。捨てられたソーダ缶はイヤリングに、忘れ去られたリングプルや瓶の蓋はチェーンネックレスに、絵具の空チューブは指輪やカフスとして指や手首、耳の周りに巻きついている。大げさなボイルウールの帽子は超大型のキノコのようで、その有機的なシェイプは近未来的なアイウェアと特徴的なコントラストをなしている。繊細なかぎ針編みの花をあしらったサンダル、焼けた花びらのように歪んだレザーの切れ端を重ねたパンプス、しわくちゃのジョーゼットで覆われたブーツ。それらと対比するように、溶けたようなレザーを使ったチャンキーなスクエアトゥパンプス、重厚で実用的なブーツ、パッチワーク風のニーハイレザーブーツ、中にはレースアップディテールや、ポインテッドミュールなど、タフなシューズもラインナップ。ディストレスドレザーのバッグスタイル「Multipocket」は、ツールベルトやヴィンテージのカメラバッグをイメージしたコンパクトなマルチポケットのショルダーバッグ。錆びたメタルの彫刻的なハンドルが取り付けられたテクスチャーレザーのラウンドポーチバッグの他、使い込んだレザーのバイカースタイルのショルダーバッグは2サイズ展開で登場。暗闇に包まれたショースペースは、イギリスのマルチクリエイターでありセットデザイナーのShona Heath(ショナ・ヒース)によって変貌を遂げている。イギリス出身の作曲家、プロデューサー、パフォーマンス・アーティスト、DJであるSarahssonは、このコレクションのために、ジャンルを超えた多面的なオリジナル作品を発表した。山や森の風景を描いた繊細なボディペイントを施したモデルが登場し、自然への窓となることを示唆している。

■Acne Studios

お問い合わせ:Acne Studios Aoyama(アクネ ストゥディオズ アオヤマ)

https://www.acnestudios.com/



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