SAIにて1月30日まで開催の造形作家・池内啓人による個展「IKEUCHI HIROTO EXHIBITION」で初公開となる体験可能な大型新作を展示

Title:TYPE-00R / 2021年

造形作家・池内啓人による個展「IKEUCHI HIROTO EXHIBITION」を、1月8日から30日まで、SAIにて開催中。彼から生まれる作品と世界観は、BALENCIAGA(バレンシアガ) 2022年春コレクションのキャンペーンビジュアルをはじめshu uemura(シュウ ウエムラ)、Gentle Monster(ジェントルモンスター)への作品提供。V magazine、VOGUE、PURPLE MAGAZINEでの特集。WIRED ITALIAでは表紙に選ばれ、更にノンバイナリーとして現代の奇才と呼ばれるArca、国内ではKOHH、Asap RockyのPOP UPストアに参加など、時代を象徴するミュージシャンコラボを実現し、現在国内外の多様なメディアから注目を浴び続けている。作家自身にとって最大規模となる本展覧会では、身体拡張ロボット「スケルトニクス」の開発・製造チームと共に制作されたスーツ作品を中心としたコンセプチュアルスペースはじめ、これまで発表してきた作品及び、新しい試みとして、デザイン・テクノロジー・アートを横断的に幅広いジャンルで活躍するPROTOTYPE INCと共同制作した、本展初公開の体験可能な大型新作を展示。さらに、それら作品の制作プロセスや、インスピレーション源も鑑賞することができる。既製品のプラモデルや工業製品のパーツを組み合わせ、本来あるイメージから卓越、そのものへ全く新しい価値を与えるIKEUCHI。これまで彼は、幼少期より影響を受けた「スター・ウォーズ」や「ゾイド」、「ガンダム」などの国内外ポップカルチャーからはじまるイメージに、日本独自の模型文化を掛け合わせることにより、近未来、ノスタルジック、サイバーパンクなど、人によって様々なイメージを想起させるオリジナル表現を構築してきた。大学卒業時、本人のパソコンと模型をあわせたジオラマ作品の制作を切っ掛けに生まれたIKEUCHIのスタイルは、現在では主にスーツやヘッドセット、そしてガジェットなど、身に着ける工業製品をベースに制作するかたちに進化し、そのポテンシャルを常に追求し続けている。また、IKEUCHIによる作品の大きな特徴としてみられるのは、制作の前提として、それらがプロダクトとしての本来ある機能を失わないことにある。本来の目的を持ちながらも整った細かいパーツの配列、無機質な色使いなど視覚的な面白さを魅せる作品群。さらにそれらを人が装着、体験することによりうまれるのは、本来の芸術鑑賞とはまた異なった、その場、その人にしか得ることのできない固有で新しい発見を我々に垣間見させてくれる。虚構的ビジュアルをまとった既製に潜在する機能性と向き合い、体感したそれぞれから派生する、声に出さずともどこか通じ合う解釈。そんな、一種のコミュニケーションツールにも似た感覚を伴う表現方法は、IKEUCHIの作品独自のものといえるだろう。これまでにないエキセントリック且つ、ソリッドな世界観を体感できる個展「IKEUCHI HIROTO EXHIBITION」へ、ぜひ足を運んでみてほしい。

Title:#2101 / 2021年

Title:#1808 / 2018年

 

■IKEUCHI HIROTO EXHIBITION

2022年1月8日(土)~30日(日)開催 / SAI(東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F) / 11:00~20:00(無休) / TEL 03-6712-5706

https://www.saiart.jp/ / https://www.instagram.com/sai_miyashita/