Palm Angels SPRING/SUMMER 2023 COLLECTION「Welcome To Miami」過去と未来をつなぐ架け橋として、なりたい自分になるための自由を表現

Palm Angels(パーム・エンジェルス)2023年春夏コレクション「Welcome To Miami」。マイアミはかつての暗い雰囲気とは異なり、色彩と活気に満ち溢れた都市。レトロな雰囲気の旅行代理店のオフィスで撮影されたコレクションは、この街の2つの要素を表現している。明るいパステルカラーが、80年代、社会的・経済的ブームのピークにあり、ニュースを席巻していた頃の街のイメージのひとつになっている。Getty Imagesとのコラボレーションにより、現代を象徴するユニークな写真を大胆にパネル化しいくつかのアイテムにプリントした。クリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・ラガッツィが、タブロイド誌のようなイメージで構想したコレクションには、一貫して「自由」という概念があり、彼自身が大切にしている写真というメディアを通じて、異なる立場からストーリーが語られている。彼のオーセンティックなテーラリングは、クラシックな雰囲気を漂わせながらも現代的な美学を表現している。マイアミの都市で生活する人たちのワードローブからヒントを得た今回のコレクションは、モノクロのスーツやコート、ウィンドブレーカー、ショーツ、シャツ、ドレスは、トロピカルなヤシの木の楽園やサメのプリントとともに、シャープなシルエットとこれまでにないボリュームで、ブランドの核である多面性を表現している。チノパンツはウエストを折り返したショートパンツとして、パーム・エンジェルスの「Made in Italy」の製造工程ならではのディテールと組み合わされており、艶感のあるサテン、シャインデニム、淡いトーンで描かれた星のオーバーサイズのジーンズは、裾に向かって緩やかに細くなり、ダウンタウンの休日スタイルにぴったり。ビーチに向かう人やパーティに参加する人の服装を新たに、それぞれのスタイルに合うように提案している。皺加工のスーツジャケットとリラックスしたパンツに、ヤシのモチーフのハワイアンシャツとゴールドの逆さヤシのペンダントチェーンをスタイリング。パーム・エンジェルスは、オーセンティシティと多様な視点を大切にしている。コレクションのトーンは、80年代を再編集したような印象で作り上げている。シグニチャーのアスレチック・ストライプのほか、アウターウェア、セーター、チェック柄のニットやパンツなど、リアルなアイテムをアップデート。パームプリントのサテンジャージー製のドレスは、ラッフルのトリミングとコントラスト色のイエローのインサートパネルがカジュアルなTシャツ型のネックラインのドレスにエレガンスを加えている。スポーツソックス、パームパッチ付きサテンカーブバッグ、カットアウトされたメタリックレザーブーツを合わせ、ワイルドなバランスに。カラーパレットは、フロリダのマジックシティをイメージし、イエロー、コーラルピンク、バニラブルーに、マゼンタ、セラミックシアン、ミルクシェイクブラウンの飽和色が加わっている。ブーツはオープンタイプ、スニーカーはカレッジマーク、ダービーシューズはイエローと洗練されたブラックを基調としており、バッグは小ぶりながら、ゆとりのあるサイズとなっている。今回のコレクションは、過去と未来をつなぐ架け橋として、なりたい自分になるための自由を表現している。そして、私たちはそれを築き上げるためにここにいる。



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