AMBUSH®︎ SPRING SUMMER 2023 PRE-COLLECTION ⽌まるところを知らない東京の進化そのもの

AMBUSH®︎(アンブッシュ®)2023年春夏プレコレクションは、止まるところを知らない東京の進化そのもの。20年もの間この街に腰を据え、ここをホームと呼ぶクリエイティブ・ディレクターYOONは、日本人の混ざり合う実験的ファッションにおける⾃由度とスピード感を常々肌で感じている。AMBUSH®はその精神を幅広くかつタイトに締まった今シーズンを通し、讃え、過去の代表作を思い起こすとともに新たなシルエットを探究した。YOONが特に魅了され、その記憶に深く刻み込まれているのは、当時ファッションと音楽の相互関係性が絶頂期だった20年前の東京だと言う。世界中どこでも身に纏うものが自身の音楽センスを仄めかしていた時代に、⽇本ではそれがさらなる領域へと持ち込まれ、折衷的な感性を表現した各個⼈のハイブリッドなルックスが目立った。その中枢となったのが、今やAMBUSH®オフィスの本拠地ともなっている渋⾕だった。2023年春夏は、デザイナーらが窓の外に見たいと願う街の景⾊を想像して発信した、いわば新たなAMBUSH®ファッションのミックステープ。ほとんどがユニセックススタイルで、シルエットはこれまで以上にゆとりのあるものに。トラックジャケット&パンツ、またナイロンのワイドパンツやオーバーサイズシャツなどは特にゆったりとした作りに。AMBUSH®ロゴをあしらえたドルマンスリーブのメカニックシャツはよりワークウェアのシルエットに、逆にデニムはスポーツウェアハイブリッドシリーズとなっている。ライダーズジャケットはデニム⽣地でリメイクされたクラシックなモーターバイク型、ジップアップジャケットは奇想天外のカラーコンビネーションを誇り、ジーンズはナイロンで継ぎ合わされた新しいフォルムを実現し、AMBUSH® KIMONOジャケットや代表的なボディススタイルもまたデニムで再考されている。アイコニックなナイトクラブやレコードレーベルにインスパイアされた鮮やかでノスタルジックなグラフィックをあしらったボウリングシャツや⻑袖シャツは、渋⾕をレイヴ&ハウス音楽の中枢にさせた当時のカルチャーを鮮明に思い起こさせるデザインに。ユニセックスのカーゴパンツやダウンジャケットはより実⽤的なレイヴルックスを目指すかたわら、ブレザーやグレートコートはよりフォーマルな90年代テイストを醸し出している。短いスーツパンツやミニスカート、足首でちょっとしたフレアに広がるストレッチパンツなどと合わせられ、シルエットを敢えて崩しにいくYOONの遊び⼼が益々感じられるフォルムに。丈の短いものや、サイドが調節可能なスタイルのジャケット、また代表作の着物仕⽴てのジャケットなども揃え、コレクションのキーテーマである「ミックス&マッチの可能性の拡⼤」を反映した様々な仕立てが⾒られている。カラーテーマも、デニム&カーキ・ネイビー&ブラックなどのクラシックな色味を鮮やかなアシッドのポイントカラーと融合させたものに。ボディスやアクセサリーを含むユニセックスアイテムにはショッキングピンクも登場し、ネオンイエローのサッカーキットやグリーンのシャツなどがワクワクを倍増させてくれる。AMBUSH®ハートも、シャツ・シャツドレス・ベストにおける様々なサイズのカットアウトといった形で人目を引く再登場を果たしている。すべて⽇本製のジュエリーは、AMBUSH®の原点でありYOONがとことんこだわるポイントとなっており、そのこだわりは無論今シーズンも色濃く見られている。ハートバッグは大小様々なサイズで展開され、ブラックのボンデージレザー、ピンク、デニム、そしてパドロックをそのまま⼤きくしたようなわん曲型の⾦属製の持ち⼿が、本コレクションの素材と色調を反映している。クラブシーンにさらなる自由をもたらすシューズは、夜な夜な踊り明かせる軽快な履き⼼地に。ユニセックスのフットウェアスタイルは、今シーズンの実用性重視のコンセプトに相応しく、YOONが2023年春夏を通して追求したアーキタイプを反映し、バイカーブーツはラバーブーツやスライドサンダル同様丸くふくらみを帯び、重厚感のあるルックスとなっている。東京の人々が毎月ワクワクしながら手に取るファッション・音楽雑誌から影響を受け、自分たちらしいスタイルを作り上げていったように、YOONもまた⼤好きなこの街のファッションアイコンらを参考に、何にも変えがたい AMBUSH®ならではなスタイルを創造していく。

■AMBUSH®

https://www.ambushdesign.com/



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