LOEWE FALL/WINTER 2022 WOMEN’S COLLECTION 倒錯的なスリルをもって原初の状態まで削ぎ落とされたリアクションを呼ぶファッション #LOEWEFW22

LOEWE(ロエベ)2022年秋冬ウィメンズコレクション。倒錯的なスリルをもって原初の状態まで削ぎ落とされた、リアクションを呼ぶファッション。刺激される触感。レザー、フェルト、ラテックス、ツイード、3Dプリント繊維、シルク、レジン。動きは捉えられ、オブジェクトは罠にかかる。モールド成形レザーのドレス、モールド成形フェルトのビスチェ、大きな唇の胸当てあるいはバルーン・ブラのドレープドレス。膨らむブラウス、ニットドレス。さらにドレープとだまし絵とバルーンは足元にまで取り入れられている。倒錯的なデニムブーツやシートベルトサンダル、フラメンコとゴヤバッグは膨張し、パズルは無地となって原型から膨らんでいる。原初のカオスが、打ち負かされることのないアイテムによって再構築されている。まるで人類の創生から産業革命へのジャンプへと至るビッグバンの特性を感知することができる。招待客はアンセア・ハミルトンによる彫刻作品「アクエリアス」の大きな複製を通って会場に入る。ここでハミルトンは象徴性の政治学と戯れ、それが招く欲望に問いを投げかける。露出度の高いトランクスだけを身に着けたたくましい男性のイメージは、理想化された男性の肉体の典型。これを支える足場の構造の影は、また別の完璧な男性の象徴であるレオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を呼び起こす。会場となる正方形の空間には、全面が酒袋にインスパイアされた茶色いカーペットが敷かれ、土を想起させる原始的な風景が広がる中には、アンセア・ハミルトンの「ジャイアント パンプキン」(2022)を展示。コンペのために栽培された本物の巨大カボチャのレプリカはロエベと作家が共同で制作したもので、レザーによって作られている。その大きく柔らかな不思議なフォルムはシュールレアリスムの可能性とユーモアに溢れ、美しさを備えたオブジェとして、触ることやクッションのような輪郭にもたれることを誘う。