Nanushka 2022 Fall/Winter Collection「INDUSTRIAL CRAFT」上質な素材と官能的なシルエット、そして装飾的な要素を組み合わせてエキセントリックでありながら実用的で美しいワードローブを創り出す

Nanushka(ナヌーシュカ)2022年秋冬コレクション。昨シーズンより見られる機能的で、直感的なデザインの創造的実験を称えている。「Industrial Craft(インダストリアル・クラフト)」と名付けられたこのシーズンがもたらすものは、サンドラ・サンダーの継続的な原理の新たな解釈であり、「機能性を追求した衣服は、定義として美しいものになり得る」。このコレクションでは、上質な素材と官能的なシルエット、そして装飾的な要素が組み合わさって、エキセントリックでありながら実用的で美しいワードローブを創り出している。コレクションのプレゼンテーションは、オーディオビジュアルのライブ体験として発表。モデルは円形の回転する台座に配置され、その場で撮影された映像が、芸術運動に関連するテクノロジー、クラフトマンシップ、そしてデザインと同調しながら、瞬時に周囲のステージに投影している。この前例のない時代に、隣国であるウクライナの市民に対する幅広い支援方法を示唆すべく、ブリュッセルを拠点とするクラシックなグループであるEcho Collective(エコー・コレクティブ)が国歌を演奏し、モデルたちのメイクは、ウクライナ国旗に敬意を表した色となっている。2022年秋冬コレクションは、レイヤリングにおける創造的緊張を表現。スリップサテンや再生レザーなどの生地は、スエード、ジャカード、上質なエコファーなどの贅沢な質感のものと調和している。床まで達するタートルネックのニットドレスは、ヴィーガンレザーのパンツに合わせられ、メンズのテーラードパンツは、フロントスリットの裾がデザインを定義。またシングルブレストのジャケットは、ダブルブレストのシルエットに見えるよう極端なオーバーラップでスタイリングされており、作業服に着想を得たスリップサテンのプルオーバーは洗練性を演出し、トレンチコートは光沢のあるパテントキャンバスで表現されている。「Origami Tote(オリガミ トート)」のアイコンである縫い目のディテールを応用した、ダングルボタン、セラミックのディテール、そして装飾的な鍵編みステッチは、創造的なハードウェアに新たなフォーカスを当てている。このコレクションの完成は、サンドラ・サンダーの産休中も一貫してサポートをしてくれたAhinaa PerjésiとNanushkaデザインチームの献身なくしては不可能だった。アテネを拠点とするジュエリーブランド、Vasiliki(ヴァシリキ)とのエクスクルーシブコラボレーションでは、インダストリアル・クラフトの本質的なエネルギーが強化され、大量生産に対抗する不完全なハンドドリップの18Kゴールドとスターリングシルバーのネックレス、ブレスレット、イヤリングをフィーチャー。今シーズンは、「Origami Tote」のデザインを手掛かりにアクセサリーを展開し、パテントのビビッドなパステルカラーに思いがけない遊び心のある折り畳みの形状が、ノスタルジックなバゲットスタイルを連想させ、緊張感を生み出している。構造的でしなやかなハイシャインレザーと贅沢なベルベッドのコンビネーションで作られたソフトピロー風のクラッチバッグや、ヴィーガンレザーで作られたスクエア型のリストレットクラッチバッグは、ニュークラシックとして提案している。Nanushkaはウクライナの市民と共に立ち上がる。Nanushkaは、ハンガリーのブダペストに本社を置くメゾン。ウクライナとハンガリーは、1991年にウクライナが旧ソ連の社会主義支配から独立を宣言して以来、国境を共有してきた。今回、自身のプラットフォームを使って、この危機にさらに注意を喚起し、支援を提供することを選択した。マルタ騎士団のハンガリー慈善事業と提携し、ウクライナから避難する人々のために、ブダペストでの宿泊施設、食料、衣類、交通手段を提供している。企業として、またバンガード・グループの一員として、このような困難な状況に置かれたウクライナの同業者への支援を拡大するプログラムを導入しており、彼らのビジネスを維持するために、雇用やアドバイスや教育を受ける機会を提供することを約束する。Nanushkaは、この危機が終焉を迎える時まで、支援と資金提供を継続する。個人・法人を問わず寄付をし、独自のチャンネルを活用し広い範囲で情報を発信するなどの支援方法を模索するよう、同業他社に呼びかけている。



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