TORY BURCH Fall/Winter 2022 Collection ニューヨークの街角で見かける女性たちから始まり、一瞬のスナップ撮影で目を引くユニークなキャラクターたち

TORY BURCH(トリー バーチ)2022年秋冬コレクション。「2022年秋冬コレクションは、ニューヨークの街角で見かける女性たちから始まった。一瞬のスナップ撮影で目を引くユニークなキャラクターたち。これをシェイプ、ジオメトリー、カラー、コンバーティビリティーの視点から探求した。テーラードと脱構築、豪華さとミニマルさ、シュールレアリスティックとスポーティといったコントラストの研究。アメリカンスポーツウェアのスピリットは、シーズンをつなぐ糸となっている。楽観主義と気楽さが、このコレクションで最大限に高められたラグジュアリーさとのバランスをとっている。」とトリー・バーチは話している。彫刻的でボリュームのあるシルエットは、締め付けるようなレイヤードと対照的に、新しい形を作り出し、ボディを強調する。ブレザーはヒップの上でカーブを描き、アシンメトリーなラップシャツやビスチェはウエストを優しく包み込み、ハイライズパンツは足首に向かって、やや細くなっていくシルエットに。重量感のないジャージー素材のタートルネックやクォータージップ・プルオーバーは、ドレスやロングスカート、トラックジャケットの下に合わせたりとさまざまなレイヤリングを楽しめるようにデザインされている。イブニングドレスにはスポーティな要素を加え、モコモコのモヘアニットには洗練されたグラフィックなポイントを与えている。シャルトリューズやコバルト、フューシャのネオンに近い色合いが、オプティカルホワイトとアースブラウンの色調に映える。メンフィスのアートムーブメントの中で、特にナタリー・ドゥ・パスキエの作品から影響を受けたパレットは大胆で楽観的、そして自由奔放に感じられる。コレクションでは、さまざまな素材が快適な着心地で統一。玉虫色のタフタやフィルクーペ・ルレックスなどの華やかな素材は、洗いをかけてソフトで生活感のある質感に仕上げ、トラックジャケットやクォータージップ・プルオーバーは滑らかなパフォーマンスジャージーで構成されている。このミックスは、デイウェアとアクティブウェア、ハイとローを融合させた、リアルな女性の着こなしを反映している。今シーズンはテーラリングに重点を置き、ジャケットやコートの内側を手作業で仕上げた複雑な作りが特徴。ヒップがカーブしたコレクションのヒーロー・ブレザーは、ボタンやクロージャーを使わずに意図的にフィットするように作られている。フットウェアは、スマートなデザインで、ウェアの柔らかなカーブや質感とバランスをとっている。特大サイズのスエードボタンが付いたスクエアトゥのミュール、紫と深紅のスエードパンプス、伸縮性のあるアッパーのショートブーティ、新しいバレエスリッパなど、快適さとユニークなディテールが合わさったアイテムが揃っている。クラシックなフォルムのハンドバッグは、ディテールを変えて楽しむことができ、スパゲッティストラップバケットは、ジッパーを開けるとマチが広がり、コントラストカラーやT モノグラムのモチーフが現れる。 今シーズン、トリーは初となる イブニングショーにゲストを招待した。ハドソンヤードの高層階で、夕暮れのスカイラインを一望しながら、ニューヨークの過去、現在、未来を祝福するショーを開催した。2022年秋冬コレクションは、9月にマーサーストリートでダウンタウンのビジネスを支援するために開催したブロックパーティに続き、トリーのホームであるニューヨークの街への還元を続けている。ミッドタウンのどの高台からも見えるニューヨーカーホテルの象徴的な赤い看板が修理を必要としていることに気づいたトリーは、その修復基金に寄付をした。この看板はショーの開催に合わせて再点灯され、イベントのために特別に「New Yorker ♥ Tory」という文字がファサードに投影された。



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