LEMAIRE 2022 Fall/Winter Collection エティエンヌ=ジュール・マレーの研究から生まれたクロノグラフ写真のシリーズのように連続した状態をシークエンスで表現

LEMAIRE(ルメール)2022年秋冬コレクション。それは、動き、歩み、前に向かって対峙すること。時間と空間の中での身体の動きは、生地や衣服に沿い、それ自体が活気を与え、解放し、予測し、その勢いを持続させる。ランウェイショーでは、エティエンヌ=ジュール・マレーの研究から生まれたクロノグラフ写真のシリーズのように、歩幅に合わせて肩や腰が下がるシルエット、ボリュームを落としたり羽毛で膨らませたりするレイヤーなど、連続した状態をシークエンスで表現している。そのシルエットは、舞台演出家フィリップ・ケーヌが思い描いた架空の風景、30メートルに及ぶペイントされたキャンバス、雨上がりの空に降り注ぐ秋の湿った太陽の光を浴びた記憶、といった巨大な背景の上で躍動する。この広大な劇場の装飾が、モデルや衣服の躍動的な流れに詩的な情景を添えている。その動きの中で、色彩は太陽の光に照らされ、霧の中で暗くなり、時とともに磨耗し、嵐によって電気を帯びるように変化する。いたるところで、ネクタイが滑り、リボンが浮かび、襟がほどけ、トラウサーは足首を締めてスピードを上げ、バッグは背中や腰を包み込み、まるで箙のナップサックのような柔軟なフォルムになる。風になびく髪、耳にかかる髪、真珠の束、漆の鏡の形をしたお守り、身体は前を向き、未来や地平線にある喜びに目を向ける。ウィメンズ、メンズ、ユニセックスのシルエットは、アニメーションのように勇ましく儚げで、素朴で貴重で慎ましい洗練された現代の狩猟採集民の都市の大群を形成し、全員がそれぞれのペースで進みながらも心は一つである部族の不規則な足跡をその集団に残している。