FORSOMEONE Autumn-Winter 2022 Collection『The Way We Were』アウトロー的な男性像や、男性の力強さだけでなく繊細さも引き出すような「バッファロー」のスタイルと、そのギャップとが生み出す魅力

FORSOMEONE(フォーサムワン)2022年秋冬コレクション『The Way We Were』。80年代、ロンドンのファッションシーンを牽引したスタイリストのレイ・ペトリを中心に、異なる分野のアーティスト達で結成されたコレクティブであり、彼等が生み出したスタイル「バッファロー」や、ガス・ヴァン・サント監督の映画『ドラッグストア・カウボーイ(1989年)』や『マイ・プライベート・アイダホ(1991年)』など、今シーズンもデザイナー小川哲史氏自身が通ってきたカルチャーを出発点にコレクションを制作。『ドラッグストア・カウボーイ』でマット・ディロンが演じたボブや、『マイ・プライベート・アイダホ』でリヴァー・フェニックスが演じたマイクのようなアウトロー的な男性像や、男らしいモデルにスカートを履かせて、花の髪飾りを付けるなど、男性の力強さだけでなく繊細さも引き出すような「バッファロー」のスタイルと、そのギャップとが生み出す魅力に、常に惹かれ続けてきた小川氏。今シーズンでも、男性が持っている多様な側面をコレクション通して服に表現。異なる色味のウールを組み合わせたスーツ、ブッシュパンツとベイカーパンツを組み合わせたトラウザーズ、3rdジャケットと4thジャケットを組み合わせたデニムジャケットなど、異なるマテリアルやデザインをドッキングすることで、新しい感覚のアイテムが生み出された。また、ドッキングの過程で生じるギャップ(ずれ)も、そのまま興味深いディテールとして生かされている。スーツやシャツは、テーラリングの基礎をしっかりと踏襲しつつも、あえて、ウィメンズのドレスやスカーフのマテリアルを合わせる。スタイリングは、トラッドとスポーツ、メンズとウィメンズという、相反する要素を組み合わせることで、よりフルイドなスタイルを提案。また、小川氏の旺盛な好奇心は、過去のカルチャーだけでなく、現代のものにも向けられている。今シーズンは、昨年、NANZUKA 2Gで開催された展覧会も記憶に新しい、飛行機や車を連想させるような有機的なフォルムやパターンの彫刻作品で知られるアーティストの中村哲也氏とコラボレートしてカプセルコレクションを制作。中村氏の作品を象徴するダイナミックなフレアパターンは、ボンバージャケット、スーツ、シャツ、フーディーなどのアイテムに展開されている。

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