Chloé Fall 2022 Collection 環境低負荷型素材を使用することで環境への影響を低減。自然は、このコレクションの指針。

Chloé(クロエ) 2022年フォールコレクション。過去の数シーズンにわたり、環境負荷を抑えること、そして社会にポジティブな影響をもたらすことを目標として掲げているクロエ。今シーズンは、そのためのパーパス・ドリブン(目的主導)なコミットメントを継続し、確かな歩みを進めていく。現在、製品に使われる素材において、その70%に環境低負荷型素材を用いている(過去よりも増加:2021年秋冬コレクションは40%、2022年スプリングは55%、2022年春夏は58%)。環境低負荷型素材を使用することで、2022年フォールコレクションによる環境への影響を低減する。リサイクルカシミヤを用いたパンツ、セーター、ドレスのセットアップや、きちんと管理された製造工程を経たウールシルクドレスなど、ニットウェアの90%に、環境への影響が少ない素材を使用。クロエは、引き続きデッドストック素材の使用を進めていく。クロエが低影響とみなす素材のリストは、外部専門家による承認を得て、Chloe.comに掲載されている。リサイクルコットンとマクラメのドレスは、手作業でエナメル加工をしたセラミックの装飾が施され、レザーを手作業でパッチワークしたシャツとスカートが登場。どちらも、職人の手作業により限られた数のみ製作されるChloé Craftによるもの。 Chloé Craftは、トレーサビリティ(追跡可能性)と透明性を向上させ、消費者と製造者のつながりを深めることを目指す。Chloé Craftのすべての製品には、らせん状のシンボルマークが付いている。アドリアーノ・ゴールドシュミットと のコラボレーションによるサーキュラーデニム・プロジェクトが再始動。パンツスーツのデニム生地とパーツの一部はリサイクル素材であり、すべての素材は100%リサイクル可能。2022年フォールコレクションの中核となるのが、現在進行中の天然染料に関する研究開発。この研究により、リサイクルカシミヤのスカートとセーターのジョイフルイエロー、そしてソフトウールスーツのラヴァブラウンのカラーを実現。環境への影響が少ないウールギャバジン、ベルベットコーデュロイ、レザーを使ったコートのウイングスリーブを飾るフローラルエンブロイダリーといったディテールは、自然からインスパイアされた。自然は、このコレクションの指針となっている。レディ・トゥ・ウェアとアクセサリーのコレクションには、シナジーが生まれる。コントラストを効かせたレザーを、パズルのピースのようにつなぎ合わせたMiaバッグが登場し、その特徴的なパズルのシームは、レザーコートのデザインにも見ることができる。リサイクルカシミヤドレスのイレギュラーなストライプには、カシミヤニットのEdithバッグと同じパターンが使われている。また、マルチカラーの刺繍を施したシアリング素材では、コートとMagdaクラッチが展開される。

■Chloé

http://www.chloe.com/



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