Chloé Spring/Summer 2022 Collection 職人の持つテクニックは、機械に真似のできるものではなく、人の手でなければ成し得ないもの

Chloé(クロエ) 2022年春夏コレクション。今シーズン、クロエはChloé Craftを導入。ラグジュアリーファッションは産業化され過ぎたという考えから、インディペンデントな職人の手で作られる製品を拡大しており、それらのアイテム全てに、シグネチャーとなる螺旋のシンボルがエンボスされている。Chloé Craftは、新たなレベルのトレーサビリティ(追跡可能性)や透明性を追求する業界での先駆者として、顧客とローカルの生産者とのより深いつながりを構築していく。職人の持つテクニックは、機械に真似のできるものではなく、人の手でなければ成し得ないもの。Chloé Craftによる環境負荷は少ないものの、多量生産されるアイテムについては、より環境に優しい生産方法を見つけることが課題となっている。今シーズン、コレクションの要となるトートバッグ、Namaスニーカーやデニムといったアイテムは、デザインに磨きをかけ、リサイクル素材や環境低負荷型の素材をより多く取り入れながらも、最高基準のクオリティを維持。READY-TO-WEARは、環境への影響を最小限に抑えるため、低環境負荷素材の使用を拡大した。クロエが低環境負荷と考える素材のリストは、Chloe.comに掲載しているが、このリストは、外部専門家によって承認されたもの。ドレスには、デッドストックのジュエリーや部品から得たメタルのタリスマンを装飾として用いており、カシミヤとボイルに手描きされたストライプは、様々な色合いの植物由来のブルーの染料を使用している。過去のコレクションの残反からアップサイクルされたマルチカラーのファブリックは、細かく切り、ノットを作り、手作業でマクラメ編みをすることで、新しいガーメントに生まれ変わった。ハンドバッグに使われるレザーの約70%を、レザーワーキンググループ認定のタンナー工場から調達。ショーで初登場した、クロスボディとしてもクラッチとしても持つことのできるKattieバッグは、職人の手作業によるブランケットステッチや、手編みのレザーもしくは木製の象眼細工が施されたメタルのブレスレットクロージャーが特徴となっている。シューズに使用するレザーの約50%は、LWG認証のタンナー工場から調達しており、今シーズンのシューズコレクションの約60%に、低環境負荷素材が用いられている。Namaスニーカーは、スニーカーによる環境負荷の軽減を目的にデザイン。ジュエリーは、今シーズンも引き続き、自然界と自然界に存在するマテリアルが持つ固有の美しさを生かしたコレクションを展開。クロエのデッドストックのクレープデシンとレザーを使い、半貴石と貝殻を複雑にマクラメ編みしたネックレス Larryが登場。アートは、インスパイアし、ヒーリングをサポートできると、信じている。そこで、クロエは、Agir Pour La Sante Des Femmes(ADSF)とパートナーシップを組むことに。ADSFは、フランス全土の弱い立場にある女性に、原因解決に向けた支援をすることで、医療へのアクセスとサポートを提供する団体。今回のショーのシートは、Les Batisseusesとのコラボレーションにより製作された。Les Batisseusesは、エコローカルな素材と女性建築作業員の推進に取り組む当事者たちのネットワーク。Eugénie Ndiayeが創始したこの共同体は、社会的および環境正義向上に向けた取り組みから誕生した。