KWAIDAN EDITIONS Spring Summer 2022 Collection「Horror Vacui “空間畏怖”」内側と外側、世界と身体の間で何が起こっているのかを問いかける

KWAIDAN EDITIONS(カイダン エディションズ)2022年春夏コレクション「Horror Vacui “空間畏怖”」。暗闇の中へゆっくりと旅には出たものの、まだ“サイキックハウス(精神の住処)”からも安全な住処からも完全には出られていない。ブランドの10回目のコレクションとなる今シーズンでは、クリエイティブ・ディレクターのLéa Dickelyが、内側と外側、つまり世界と身体の間で何が起こっているのかを問いかける。今回の30ルックは、KWAIDAN EDITIONSの明確なコードを、最もクリアな形で探求。女性は、鮮やかな色彩の中にカモフラージュされた、叫び声のような狂気的なプリントや、窒息するようなラテックスの素材に包み込まれている。まるで、穏やかな私たちの感情をかき乱し、“私を見て!私はここ!私はここにいる!”と叫んでいるように。今シーズンは、これまでで最も触覚的なコレクション。隙間が全くないのだ。「SS22コレクションに着手し始めた3月、私はリミナルスペース(限られた空間)、ヴィンテージの飛行機の内装、待合室に注目していた。すべての表面をプリントや加工で覆いたいと思った」。このHorror Vacuiでは、すべての表面が触れられることを望み、見られたくて叫んでいる。ラテックスはこれまで以上に際立っており、今回はより攻撃的(頭からつま先まで)で、検閲や保護のためのデザイン戦略として用いられ、KWAIDAN EDITIONSのエバーグリーンな花柄とは対照的なダークな雰囲気を醸し出している。ラテックス製のエプロンは体の半分を覆っており、「内臓を取り出して切る」「表面を破壊して未知の深みを探る」という肉屋の仕事を象徴。イギリスのアーティスト、Rachel Whitereadの作品は、今シーズンもインスピレーション源。彼女のゴム製の鋳型を使って、間にある空間を現実のもの、そして完全なものにする手法は、見えない空間を可視化し、一つにまとめあげる。彼女の見落とされがちで目に見えないものの中にある鋳型は、私たちの現在の状況のメタファー。私たちは攻撃にさらされている時、「知ってほしい」と「知られたくない」の間のバランスを模索しているのだ。KWAIDAN EDITIONSは、ブランドの確立されたコードのバランスをとることで、ドラマチックな方法で内側から感情を引き出すことを試みている。

■KWAIDAN EDITIONS

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