SAINT LAURENT SUMMER 2022 COLLECTION「ANTHONY VACCARELLO」ムッシュ イヴ・サンローランのデザイナーとしてのキャリアにおいて、決定的でありながら、あまり知られていない瞬間へのオマージュ

SAINT LAURENT(サンローラン)2022年サマーコレクション「ANTHONY VACCARELLO」は、ムッシュ イヴ・サンローランのデザイナーとしてのキャリアにおいて、決定的でありながら、あまり知られていない瞬間へのオマージュ。それは、規律や模範的な美など、当時オートクチュールに求められていた様々なしがらみから彼が解き放たれ、自由に芸術の道を切り開いた瞬間だった。クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロは、パロマ・ピカソの自立したスピリットに敬意を示したいと考えた。彼女の奔放で本能的、そして自由に満ち溢れたエネルギー。自分の信じる道を歩むこと。本コレクションは解放への賛歌であり、常にハウスに内在している既成概念にとらわれないエスプリを掻き立てる。パロマ・ピカソはあらゆる面で唯一無二の存在であり、優雅で独創的な佇まいと洗練されたノンシャランなアティチュードを兼ね備えていた。彼女は、男性的なものに華やかさを組み合わせることで、周囲を驚かせる。彼女は魅力的であると同時にスキャンダラスでもある。彼女の多面性は、相反する要素を調和へと導く。「長い間、私はこのパロマ・ピカソとイヴ・サンローランの出会いを表現したいと思っていました。この出会いの重要性は、デザイナーの歴史においてほとんど認識されていませんが、私はデザイナーとして、この瞬間こそが、サンローランがファッションではなくスタイルを創造するはじまりの時であったと考えます。そしてそれは私にとって重要な意味を持つのです。」とアンソニー・ヴァカレロは話している。計算しつくされた大胆なカットは、それ自体がある種、ステートメントとも言える。クラシックなジャケットとブレザーのシャープなストラクチャーは、ジャンルの垣根を超越し続けるハウスのスピリットを体現。ボディラインを描く力強いライン。ハウスが得意とする色彩の調和。アーカイヴのフローラルプリントは、かつてないほど存在感を放つ。様々なシェイプのパンツが登場し、アクセサリーは単なる装飾品ではなく、シルエットを際立ている。控え目なバロックテイストとクラシカルなシンプルさの対比。緩急をもたらすブルーとパロマレッド。ロングレングスは自身を表現するためのアートとなる。表面的なブルジョワを現代的に昇華させ、バッグはルックの一部として意味をもたらしている。