GIORGIO ARMANI Men's Spring/Summer 2022 Collection「Back to where it started 原点への回帰 -始まりの地に立ち戻って-」

GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)2022年春夏メンズコレクション「Back to where it started 原点への回帰 -始まりの地に立ち戻って-」。ブランドの歴史のすべてが始まった場所であるボルゴヌオーヴォ通りで、デザイナー ジョルジオ・アルマーニは、構築的な束縛から解放される服、無頓着さというよりノンシャランとした考え、進歩の証しとしてクラシックへの回帰を、改めて探求する。その過程の中でジョルジオ・アルマーニは、私たちが生活しているこの時代を客観的に観察し、様々な生活様式が形式的なことからますます離れ、カジュアルなスポーツウェアを圧倒的に受け入れているというスタイル感覚へと変化していることを確認。ジョルジオ・アルマーニもそうした新しい感覚を常に取り入れているが、同時に品位を意識し、適切な感覚を持つということを妥協せずにデザインを行っている。例えば、一見無頓着にデザインされたように見える短めの丈のバミューダショーツでさえ、そこから見える素足が、解放的な所作に見えすぎることないように意識と工夫を凝らしている。今回コレクションの会場となったのは、ブランドが最初にアトリエを構えたボルゴヌオーヴォ21番地。鮮やかなグリーンが広がるコートヤードを背景に、全63ルック(一部レディースを含む)を発表した。ネイビーのジャケットスタイルに始まり、草木柄のモチーフのサマーニット、シャツやTシャツ、ベストなど、さまざまなコーディネートで表現されるバミューダパンツのスタイル、胸元にポケットがついたボンバータイプのジップアップブルゾン、オールホワイト、オールネイビーのセットアップ、そしてコレクションの最後を飾るのは、艶やかなスタンドカラーのシャツだけを合わせたタキシードに代わる新しいドレスルックも提案。スーツは、ノーカラーのシワ格好が施された涼しげなグレーのチェック柄、小さなVゾーンのタイがアクセントになっている。また、マイクロヘリンボーンの4つボタンネイビーダブルブレストにVネックのストライプTシャツを合わせ、前を開けて着せたルックなど、スーツからセットアップへのバリエーションも豊富。新たなコーディネートで提案されたのは、スタンドカラーのシャツに、同じピンストライプウールで作られたダーツの入ったパンツとデニムジャケットのようなカッティングのトップス。バミューダショーツには、ジャケットに見立ててジレを組み合わせている。コレクション全体にわたり、究極の軽さが感じ取れるような素材が用い、無重力のように非常に軽い素材は、控えめでさりげなく、身体に滑らかに沿うスタイルを生み出している。また、ショー全体を通して上質な素材を用いたスポーティーなルックが、ダイナミックで快適、そして大胆に登場。色は、ネイビーブルー、サンドカラーやチョークホワイト、自然界にある色を思い起こさせるポップなレッドとグリーンが挿し色に使われたカラーパレットで構成されているが、それぞれのカラーが流れるようなハーモニーを奏でている。



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