ERDEM 2022 WOMEN’S Pre-Spring MEN’S Spring/Summer COLLECTION 初のメンズコレクションの主人公はERDEMのウィメンズウェアを彼らしく着こなす弟

ERDEM(アーデム)2022年メンズ春夏コレクション。15年以上にわたり、ERDEMはウィメンズファッションの中でも特徴的なコレクションを提案するファッションハウスとして存在してきた。これが彼の初めてのメンズコレクションとなる。コレクションの主人公はERDEMのウィメンズウェアを彼らしく着こなす弟。Derek Jerman(デレク・ジャーマン:イギリスの映画監督・舞台デザイナー・園芸家)の世界観と彼のワードローブから、そしてもう一人はPatrick Prockter(パトリック・プロクター:アイルランド出身のペインター)のムードと彼の絵画のカラーパレットからインスピレーションを受けている。ウィメンズウェアのコンセプト同様に、対照的な二つの要素のなかで相反する感情の相互作用を探求。 薄汚れたようなイメージかと思えば一方で極めて洗練されている、静寂の一方で情熱にに燃えている…。これは実用的でありながらアーティスティックな雰囲気を持ち、リラックスかと思えばフォーマルでそしてロマンティックな瞬間も含む、Derekが愛したアウトフィットを彷彿させるもの。いくつかのスタイルは明らかにDerekのプロスペクト・コテージの彼の庭の手入れに腐心する姿からのインスピレーションがある。ニットのタンクトップと彼のトレードマークのボイラースーツ。Erdemはボタニカルモチーフのギャバジンで、同じくフローラルプリントのショーツは厚手のソックスとともに、まるでDerekのユニフォームを連想させる。パンツのスタイリングはアートスクールの学生ようなボーイッシュなイメージもコレクション全体を巡っている。移り変わりやすい天候に合わせて、カジュアルで快適なアウトフィットをストライプのモヘアジャンパー、カーディガンはビーチにドリンクを求めて部屋から出るときのアイテムとして、ボートネックとロールネックのケーブルニットジャンパーは、夜の海辺の雰囲気をイメージ。鮮やかなシャツはオフの中でもスマートな印象を、ビロードのようなコーデュロイパンツとチノパンは、少し色あせたオリーブとパウダーブルーで、過ぎ去った日と怠惰な夜を表現している。遊び心と退廃の瞬間は心に存在する跳躍。テキスタイルは新たな解釈の上、全く新たなアプローチを提案。デニムに描かれたフローラルモチーフは18世紀のエッチングに基づいている。バティック染のシルクソックスとコーディネートされたカマーバンドは、典型的なイギリスのフォーマルに対して同じくレイブカルチャーのような対比、コットンジャガードのMACコートは夜が終わり、現実へ戻り仕事へ急ぐような場面を描いている。どのピースも、現代のあらゆる場面で活躍する典型的なスタイルに基づいている。

ERDEM

http://www.erdem.co.uk/



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