FORSOMEONE 2021 Fall/Winter Collection「HUMAN NATURE 2.0」70年代のヒッピームーブメントからインスパイア

FORSOMEONE(フォーサムワン)2021年秋冬コレクション『HUMAN NATURE 2.0』。「ニューノーマルの時代に適応したファッションを考えた時、パンデミックやSDGsを無視したクリエイションは出来ないと感じました。これからの都市生活と自然との共存と、ダイバーシティでオルタナティブな未来のイメージを『HUMAN NATURE 2.0』と題し、人と環境との境界線である『ファッション』で表現することが出来たらと思いました。」とディレクターの小川は話す。70年代のヒッピームーブメントからインスパイアされた今コレクション。オーセンティックなデザインをベースとした、オーバーサイズ、イージーフィット、フレアードシルエットといった、開放的で末永く着ることの出来るストレスフリーのアイテムを揃えた。また、アースカラーを中心とした生地と付属の85%以上には天然素材を中心に使用。環境にも配慮したプロダクトで、殆どのアイテムに2次加工を施し、体に馴染みやすく肌触り良く仕上げられた。コラボレーションも数多く揃え、中でも、新進気鋭のアーティスト佃弘樹氏との共作には注目。都市的な風景や建造物と、水や樹木といった自然のモチーフを組み合わせた作品の数々は、佃氏の表現と小川の想いがリンクし、コラボレーションが実現。ショーのルックの中でも話題を呼んだマスクは、廃材や玩具のパーツなどをコラージュし、佃氏が今回の為にハンドメイドで製作した特別な作品。佃氏の作品を高精度でプリントしたスリーレイヤーのバルマカーンコートは、内側にシームリングを施した防水仕様で、都会的であり、アウトドアシーンにもマッチするアイテム。イージースーツやビンテージ調に加工されたパーカーやTシャツ、FORSOMEONEのシグネイチャーであるレザーライダースジャケットなど、これらのアイテムもキャンバスに佃氏の作品がコラージュされている。佃氏とのアイテムには全て京都の老舗ホールメイカーNC Industry製のパンチングPVCネームが付属し、コラボレーションの象徴としている。アパレルブランドMIYAGIHIDETAKAとは付属を一切使用しないオリジナルムートンジャケットや、アーティスト ジョン・レノンをイメージしたビンテージのM51型フィールドジャケットをカーフスエードで再構築したジャケット、定番のウエスタンシャツジャケットをオリーブグリーンで別注したシャツを製作。ニットブランドのASANTE SANAとは、パンクスルーツにあるモヘアニットをオーバーサイズでフレアードシルエットに再構築。軽く暖かな仕上がりで、アースカラーに置き換えたカラーブロックとなっている。バッグブランドRAMIDUSとのコラボレーションアイテムは、ビンテージミリタリー感のあるオリーブカラーで別注されたバックパック、ボックストート、マネークリップ、フォンショルダー、エコバッグの5アイテム。ヌバックレザーの質感とライニングに使用されたオフホワイトのコットンツイルが特徴の、ヘビーデューティでナチュラルな仕上がりに。パリのシューズブランドADIEUとは、別注のチェルシーブーツを製作。シャフト部分のゴア素材を背面まで延長し、ストレスフリーな着用感と着脱性を向上させている。また、スエード素材のアッパーもカジュアルな印象を与えてくれる。

■FORSOMEONE

https://forsomeone.jp/



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