AMI PARIS Fall-Winter 2021 Women's and Men's Collection「LE DÉFILÉ」ファッションショーの黄金時代への賛辞。ミニマリストな二重設定の中、黄金時代の美学とまばゆい雰囲気を再現 #AmiFW21
ⒸALFREDO PIOLA
AMI PARIS(アミ パリス)2021年秋冬コレクション「LE DÉFILÉ」。90年代初頭のショーへの活気あふれるオマージュとして、AMIは2021秋冬コレクションを完全デジタル化されたフォーマットで発表した。撮影は厳しい新型コロナウイルス感染症対策を実施した上で閉鎖された環境の中行われた。ドキュメンタリータッチの「LE DÉFILÉ」は、ファッションショーの黄金時代への賛辞。ミニマリストな二重設定の中、AMIは黄金時代の美学とまばゆい雰囲気を再現している。バックステージでは、整理された慌ただしさや張り詰めているけど楽しい空気の中、親しい人々が群がり、共に働けることの喜びを分かち合う。白いローブを着用したモデルたちは忙しいメーキャップアーティストたちと雑談し、ショーが始まる前にたばこを共に味わい、フォトグラファーたちはその瞬間の興奮と忙しさを捉えている。ステージ上では、会場が暗くなり音楽が始まるまで興奮は高まり、そしてマジックが始まる。モデルたちは陽気で多少大げさな足取りでキャットウォークを歩き、ショーを上演。熱烈なカメラのフラッシュを浴びながらステージの端でポーズを取り、その後バックステージへ急いで戻り着替えてからまたステージへ。この9分間の短編映画はスペインの映像作家・写真家であるアルバロ・コロンが監督した。優雅で踊りの振り付けのように流れる作風は、彼のダンサーとしての経歴に影響されている。ニューヨークで活躍するアルバロはVogueやVanity Fairなどの雑誌の為にファッション業界で引く手あまたの著名人を頻繁に撮影。世界トップクラスのファッションハウスやビューティブランドにおけるキャンペーンの背後にある心とレンズとなる存在となっている。「LE DÉFILÉ」にはアダット・アケチ、美佳・シュナイダー、ブレスニャ・ミニェル、フェルナンド・カブラルをはじめとするモデルたちが出演。彼らは90年代のスーパーモデルたちの足跡をたどりながらコレクションを体現。ポケットに入った手、上がった顎、スマイル、ターン、歩き方、表現豊かな身のこなしなど、ファッションの黄金時代に見られた行動基準は現在もなお存在している。彼らは、アレクサンドル・マテュッシが大切にする幸せで活力あふれたアティテュードと洗練されたビジュアル基準に命を吹き込む。楽観的でラグジュアリー。AMIの2021秋冬コレクションはリアルをモットーとし、ダイナミックで率直なアイテムをフィーチャー。力強い変曲点が、オーバーサイズではっきりとしたシルエット、仕立ての構造とボリューム、モダンなミニマリズム、刺激的なブロック使いの原色、そしてオーグメンティッド・リアリティなど、快活でエレガントな90年代初頭のスタイルを思い起こさせる。時代の流れとAMIのデジタルDNAの反映として、「LE DÉFILÉ」のティーザーはデジタルを活用して観客に届けられた。f.AMI.lyのメンバーも自宅からアレクサンドル・マテュッシをサポート。イザベル・ユペール、ナタリア・ダイア―、ルイス・パートリッジ、エラ・マイ、ダレン・ワン(Talu Wang)、ヤラ・シャヒディ、アシュトン・サンダース、Yeri Miese、ダレン・チェン、ソフィー・チャン、ダニエル・カンなど、それぞれがSNSアカウントから2021秋冬コレクションのプレビュールックの写真を投稿し、彼らのコミュニティーメンバーたちに短編映画を見て最新コレクションを発見するように促した。アレクサンドル・マテュッシは、「毎シーズン、私たちのショーは特別なストーリーを届けます。今回のプレゼンテーションも例外ではありません。今回のストーリーはシネマに敬意を表すもの。シネマとは私をいつもインスパイアしてくれる世界であり、より詳しく探検してみたかったのです。2021秋冬コレクションは特別なコレクションであり、その色彩や喜び、そして活気あふれるエネルギーは撮影するに相応しいと感じていました。私がデザイナーになる決心をするにあたり大いなる影響を与える事となった子供の頃に見たファッションショーをこのデジタルプレゼンテーションを通じてエコーさせたかったのです。」と話している。