Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood Autumn-Winter 2021/22 Collection メイフェアのデイビーズストリートにある店舗を改装し次なるプレゼンテーションの中核に

Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood(アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド)2021-22年秋冬コレクション。“私は翼を広げることで、今までやったことのなかった無数のことが出来るでしょう。私の心がこんなに飛べることを私自身が知らなかった。踊って、踊って、一晩中踊り明かすことが出来る”My Fair Ladyの楽曲は実に人間的であり、今日の世界と深く共鳴している。私たちはメイフェアのデイビーズストリートの店舗を改装し、次なるプレゼンテーションの中核に据えることにした。メイフェアレディをコックニー訛りのイライザはマイフェアレディと発音した。原作となったバーナード・ショーによる演劇ピグマリオンは、原料を形成することで命を与えるギリシャの彫刻家にちなんで名付けられた。音声学の学者であるヒギンスと出会い高等教育を受けることで、上流階級に馴染んでいくイライザの姿を重ねた。新たなコレクションの制作にあたり、私たちはイライザと彼女の強烈な個性を思い描いた。花を売りながら、どこかに住む部屋が欲しいと願う彼女の姿を想像し、チャリティショップで手に入りそうな手編みのキャミソール、ファンシーなチュチュ、蛇色のタイツ、サテンのサンダルなどを取り入れた。上流階級のヒギンスによる支援も想像し、タッターソールチェックのカーディガンコートなど上品なアイテムを織り交ぜた。黒いガウン、美しいブーツを身につけ、カップに注がれたお茶を飲んでいるシルバーヘアの知識人は誰でしょう。アンドレアスによるクチュリエは女性を台座に乗せ、衣服を変容させ、個性と願望をドレスを媒介して表現する。私たちはサヴィルローに代表される英国の紳士像を愛してやまない。ヒギンスはその象徴的な存在である。産業革命による恩恵を受けたメイフェアという象徴的な土地に住み、教授であり高貴な家柄の彼の個性もまたスタイルを掲載する要素として用いた。メイフェアはアメリカの高層ビルよりも遥かに古くから12階建ての建造物が建ち並び、魅力的な店舗や様々な新しいものに満たされている。ピンクの髪をしたフレディは通りを歩きながらイライザを夢見る。その姿をカーキ色のロングコートで植民地時代のスタイルで表現した。着丈の長いローブやコートがテーマだ。シルクで作られた長いローブは歴史上、東洋よりもたらされた。その衣服は王や教皇、僧侶や学者に由来する。ドレスアップする時に私たちは自らを服を通じて表現する。私たちにとってファッションは世界を巡らせるものだ。モデルはニューヨーク、ナイジェリア、ロシア、バルバドス、ペナイン山脈やチロルから私達の故郷であるロンドンへとやってきた。白く長い髪をした魔女ヴィヴィアンは言う。「世界を救う計画をしているのは私だけ。武器の販売を停止し、武器の生産を停止し、戦争に終止符を打つことは簡単です。すぐに行動し、グリーンエネルギーへ転換しましょう!車に乗ることを控え、温暖化に歯止めをかけましょう。‘よく選び、必要なものだけを買い、長持ちさせること’」