Courrèges Fall-Winter 2021-22 Collection ニコラス・デ・フェリーチェが手がける初のコレクション「I can feel your heartbeat」楽観主義というハウスの価値観への頌歌であり若い世代への勇気のメッセージ

Courrèges(クレージュ)2021年秋冬コレクション。ニコラス・デ・フェリーチェが手がける初のクレージュのコレクション「I can feel your heartbeat」は、若き日のアンドレ・クレージュと、彼の語彙が形になり始めた「ワークショップ時代」の始まりを振り返って、青春への頌歌となっている。大きなボリューム、幾何学的な構造の探求、丸みを帯びた顕著な縫い目の許容量。しかし、これはもはや踊ることのできない現代の若者への鮮やかな手紙でもある。パリのカウンターカルチャーの中心地、パーティー&ダンススポットで行われたファッションショー。この産業の荒れ地から白い立方体がそびえ立ち、最初のクレージュ・サロンのような完璧でグラフィックなデザインは、ニコラス・デ・フェリーチェが育ったベルギーのクラブを彷彿させ、彼の美的ビジョンを永遠に形成。フィナーレでは、ダンスとニュービートの発祥の地であるベネルクスの「クラブ・エディット」のようにSeneが作曲した曲のパワフルで やかなビートに引き寄せられて、グループはキューブの方へと移動していく。彼らは白い壁を登ってこっそりとパーティーに参加。”I can feel your heartbeat”は、広い意味での出会いを祝うコレクションであり、時代、世界、人の間での出会いを、ロマンティックなように過激に表現している。その結果、メゾンの伝統とワークウェアやクラブウェアの原型(トラッカージャケット、ボンバージャケット、ファイブポケットパンツ、Tシャツ)との間で、対話が生まれる。様々なルックの中でも、現代的な新しいクレージュのシルエットが際立つ。冒頭のビッグコートは、1963年のチェック柄を再現。カッティングはすっきりと丸みを帯びているが、異素材の組み合わせ。また、アイコニックなクレージュ生地であるビニール製のオーバーサイズの襟付きのバリエーションも登場。4つのAラインのドレスは、コラージュスタイルのストレッチジャージのトップスとウールのクレープスカートの組み合わせ。次は、当時のディテールにインスパイアされたカッティングと肩の三角ダーツが特徴的なボンバーシャツ。1969年にメゾンが発表したカットアウトのテーマは、ここでも借用されており、以前と同様にドレス、トップス、パンツ、アイコニックなジャケットにもクラブスピリットが取り入れられている。ショーの最後には、70年代のトラッカーのアンサンブル、プリーツジャージーで再現されたトロンプルイユニット、幾何学的な形で組み立てられたウールクレープの「サークル スクエア」ジャンプスーツとドレスなど、よりスマートでフォーマルなラインで締めくくった。”I can feel your heartbeat”は、楽観主義というハウスの価値観への頌歌であり、若い世代への勇気のメッセージでもある。