OAMC Fall/Winter 2021 Collection「素材の可能性から始める。」たとえその場に留まることを求められたとしても、よく作られた美しいものに感謝し、それを求める姿勢を表現

OAMC(オーエーエムシー)2021秋冬コレクション。「素材の可能性から始める。」コラージュとアッサンブラージュ。ロバート・ラウシェンバーグの語彙では「結合」。ラウシェンバーグは、ヨゼフ・アルバースの指導の下、伝説的なブラック・マウンテン・カレッジでの最初の年に経験した、素材を混ぜ合わせるという考えを持っている。この考え方はデザインの根底にあるものであり、2つの異なる素材、色、技術の間に正しいバランスと振動を見出すことであり、2021年秋冬コレクションの最初の出発点となった。日本製のシャープなウールやコットンのポプリンのオーバーシャツにオーガンジーのパネルをあしらったり、ウールのコートの襟にチャンキーなニットをあしらったり、テーラリング、シャーリング、フットウェア、アクセサリーにヘビーメタルの金具をあしらったりと、ミックスされた素材を使用。しかし、素材の単純な対立だけではなく、今の私たちが置かれている場所や時間を反映して、思考や感情が交錯するような研究へと発展していった。トラックスーツや着心地の良い膨らみのあるアイテム、ゴムやクーリスで調整できるレザージャケットやパンツ、ゆったりとしたジャカードウールのオーバーシャツ、ダブルフェイスのシェットランドやビスコース/ナイロンのフレアカラーニットなど、よりリラックスした形の中に高揚感のある素材を使用。自宅での長期滞在時にも、移動中にも(可能であれば)着られる服。その根底にあるのは、たとえその場に留まることを求められたとしても、よく作られた美しいものに感謝し、それを求める姿勢の表現となった。レイヤードも重要。シルエットを構築するという意味でも、プリントされたオーガンジーやプリントされたグラフィックポプリンを一枚重ねることで視覚的な奥行きを持たせるという意味でも。イラストレーションの作品は、最近の過去がいかに古代史のように感じられるかを探求することで、時間と場所の変化を反映。カセット、リールからリール機、VHSテープ、テレビの映像など、遠い過去から来たものではないが、今日では明らかに古代のものに感じられるテクノロジ ーのすべての形態や側面。時間と最近の歴史という概念は、私たちの関わり方に長い影を落としている。メディアの消費方法の変化、過去20年の間に起こった革命は、心の中に存在しながらも、今まさに「最近の古代」の歴史を生み出している。グラフィックのモチーフは自然を中心となり、ディストピア的な視点から、少し環境保護主義的な視点ではないにしても、自然をテーマにしている。移動する鳥、枯れていく植物、そしてホッキョクグマ。私たちの美しい母なる地球の象徴であり、今もなおケアと注意が必要。アクセサリーは、コラージュのアプローチと透明感の両方を反映。手袋は素材とインダストリアルをミックスしたもの、バッグやクロスボディの小物はしなやかで膨らみがあり、ハードメタルのディテールが施されたもの、ネックレスはユーティリティコードで複雑に編まれた強力なリンクメタルチェーンとなっている。アディダスとのコラボレーションを継続し、OAMCはタイプ0-9をデザイン。バウンズのアウトソールと透明なTPUのアッパーがシューズを包み込み、その下にあるハイパイルのスエードとレザーの羽目板が見える。ユーティリティーブーツは、カスタムティント加工されたビブラム製アウトソールを採用したカラーで溢れている。洗練された雰囲気と実用性の両方を反映。メランジ色のハリスツイードウール(ウォームブラウンとペトロール)に、鮮やかなイエロー、フューシャ、ミントグリーン、ペールブルーが混ざる。黒と白のジャカードの重厚な斜めのウールコーティングに、深みのあるグリーン、ネイビー、ミスティグレーがコントラストをなしている。滑らかな黒のレザーには、鮮やかなブルーとセラミックホワイトがマッチ。鮮やかなグリーン、イエロー、ブルー、レッドのオーガンジーとナチュラルホワイトをベースに、ブラック、パープル、アクアのシアノタイプのプリントモチーフが絶妙にマッチ。ブランド発足以来毎シーズンのように、開発はイタリアを拠点に、生地やアクセサリーはすべてイタリアと日本でカスタム開発。ラウシェンバーグの言葉「世界を一つの巨大な絵画と考えない理由はない」「この世界のあるべき姿の新しいイメージを、私たちは皆で創り出すことができるのではないか」という前向きな気持ちが込められている。

PHOTO / Ben Beagent

 

■OAMC(オーエーエムシー)

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