DRESSEDUNDRESSED SPRING/SUMMER 2021 COLLECTION「ペルソナ」相反する様々な要素をアッセンブルしてミニマルなテーラリングとユーモアを巧みに融合させた脱構築的なジェンダーレスコレクションを展開

DRESSEDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)2021春夏コレクションは、ペルソナをテーマに、スポットライトの光で映し出されたモデルが短いランウェイを歩き、消えていく事を繰り返したビデオプレゼンテーションの作品。ペルソナとは精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングの概念で自己の外的側面。例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合や、反対に仮面を被らないことで自身や周囲を苦しめる場合、これがペルソナというもの。男性の場合、ペルソナは外的心象は男らしさで表現され、内的心象は対照的に女性的である場合がある。作品ではひとりの男性が徐々に仮面を外し、内的心象を露わにしていく。コレクションは元来、裏地として使用される素材に特殊加工を施し、表地として使用したアイテム。男らしさを象徴するテーラリングへ女性的なクチュールの要素を加えたアイテム。DRESSEDUNDRESSEDを象徴するクラシックとモダン、繊細さと大胆さ、マスキュリンとフェミニン、相反する様々な要素をアッセンブルしてミニマルなテーラリングとユーモアを巧みに融合させた脱構築的なジェンダーレスコレクションを展開する。「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響によって、めまぐるしく様式や考えが交差する時代にあって、人間の置かれた困難な状況から眼を背けず、いまできることに集中すること、できないことを悔やまないこと。私たちにとっていまできることに集中することとは、服を作ることに集中することでした。私たちがコレクションの初めに取り掛かったのはアーカイブスにクチュールの要素、手作業を加えることからはじまりました。コレクションの中盤で使用されているスーツのストライプや柄は織物ではなく、すべて手作業でひと針ひと針、柄を作成したものです。なかにはひとつのアイテムで240時間を費やしたものもあります。今日の私たちに対し、服の持つ意味が、より明確に伝わることを願っています。」Lookはテーマであるペルソナを反映し、2連画(Diptych)で表現された。

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