SHOOP 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION 現代の世界の状況下で、人々が衣服を選ぶにあたって、新しいニーズを反映出来る服作り

東京、マドリードを拠点にミリアン サンスと大木葉平によって、2015春夏シーズンより立ち上げられたユニセックスブランド「SHOOP(シュープ)」。ブランド独自のアイデンティティを保ちながらも、デザイナーの身近にあるカルチャーや音楽をインスピレーションに、常に新しいコンセプトを探求することにより形作られる。様々なジャンル、異国のカルチャーをミックスし、SHOOP的解釈したものに再構築。その結果、クラシックな素材のエレガンスと細かなディテイルが組み合わさった、洗練かつ”今”を内包するコンテンポラリーウエアとなる。また、Drakeの舞台衣装を製作し話題となり、Tinashe, Octavian, J. Balvin, Sita Abellán, Rosalíaなどのアーティスト達にも着用されている。SHOOPの2021年春夏コレクションは、現代の世界の状況下で、人々が衣服を選ぶにあたって、新しいニーズを反映出来る服作りがテーマ。機能的で耐久性のある衣服(デタッチャブルで変形可能、マルチポケット、テクニカルナイロンまたはジーンズなどの耐久性のある生地)と、トリコットなどの肌が露出する繊細な衣服の組み合わせで構成。グラフィックには、未来への希望や価値観を共有出来るコミュニティーの大切さを込めた、「Faith, Hope, Love」(信仰、希望、愛)(新約聖書、コリント13:13)などのメッセージや、日々の何気ない幸せや、自然の美しさを唄たって、平和な世界を願って作られた、ルイスアームストロングの名曲「What a Wonderful World」の歌詞を引用している。また、世界が分断されつつある中、今まで以上に必要となる人と人との繋がりや、コミニケーションのシンボルとして手形のグラフィックをコレクションのキーポイントに。環境破壊が徐々に深刻になる中、ブランドからも消費者に責任ある消費を提案できるよう、ブランドでストックしている生地から、パッチワークやアップサイクリングで眠っていた生地を再利用し新しい価値を生み出す試みも。また、Asicsとのスペシャルブロジェクト用に開発されたスパッツを、今期はレザーで制作し、靴を何足も買い換えるのではなく、スパッツで足を装飾するサステイナブルな新しいエレメントとして提案している。最後に、FINALHOMEの元デザイナー、須田伸一(SDADIO名義)と、「美しくサバイブする」をコンセプトにコラボレー ションアイテムを共同制作。FINALHOME的な観点から「自由度の高い機能」をSHOOPのデザインに落とし込んでいる。このカプセルコレクションは、隙間を利用した収容出来るレイヤーのフーディーや、オーガンジーの裏地が顔のプロテクターにもなるモッズコート、ポケットの代わりに取り外し可能なマスクが装着されたシャツ、防災頭巾をインスレピレーションに、頭に被るとマスクになるトートバックから構成されている。