Chloé Spring/Summer 2021 Collection「A SEASON IN HOPE」彼女自身と彼女を取り巻く世界とのインティメートな情景を断片的なシリーズに映し出す

Chloé(クロエ)2021年春夏コレクション「A SEASON IN HOPE」。クロエのオプティミズムは今季も前進し続け、女性の可能性と彼女たちの結束が生むフェミニニティのパワーを訴えかける。ナターシャ・ラムゼイ=レヴィによる2021年春夏コレクションは、彼女自身と彼女を取り巻く世界とのインティメートな情景を断片的なシリーズに映し出す。パリの街角をコンスタントに行き来するシルエットが、パレ・ド・トーキョーの階段に交差する。デジタルとフィジカルのジェスチャーが、着る者と見る者、両者の解釈を呼び起こしながら、一連の成り行きを静観し、歩くことと見ることの概念を探求。アーティスティックなこの地に、一人、また一人と女性たちが集まり、ショーの穏やかなサウンドスケープの中、それぞれが新たな共鳴を生み出している。女性ならではの視点で成果情勢をシルクスクリーンアートに映し出すアメリカ人アーティストCorita Kent(コリータ・ケント)の作品が、大胆なカラーでコレクションに組み込まれ、視覚詩のように登場。まさに今シーズンの本質的に”コラージュ”されたスピリットを示すように、彼女の作品とクロエの数々のシンボルが融合し、反抗的なフェミニニティの精神を表現する。褪せたネオンやブリーチニュートラル、暖かみのあるミネラルカラーを基調に、コリータの作品がプリントやニット、織りといった手法を用いて、レディ・トゥ・ウェアやアクセサリーのシルエットや表面を彩っている。一見無造作に見えるコレクションの中には美しい幾何学が存在する。繊細なヴァランシエンヌレースが施されたプリーツクレープドレスやキャミソール、刺繍されたバタフライカラーのリブニット、フラワーステンシルやアール・ヌーヴォーのフラワーアップリケをあしらったコットンチュニックが登場し、クロエのflou(流れるような)がもたらすエフォートレスなステイトメントが宿る。シルクやサマーウール素材の膝丈スカートやタブリエドレスには、テーパーベルトやトップステッチを施したトレンチベルトが合わされ、ラッフルショルダー、クロシェ編み、イギリス刺繍といったディテールがアクセントをプラス。ロングブレザーやキャンプシャツ、フルレングスのトラウザー、ストーンウォッシュのギャバジン素材のタックショーツなどのボーイッシュなセパレートは、エアリーなシルエットを引き締め、クロエのタイムレスなアティテュードを再解釈。アクセサリーは、過去のコレクションを継承すると同時に、大胆な新作も発表。真鍮を彫刻的に仕上げたハードウェア ”Chloé Kiss”は、ホーボーやクラッチバッグ、ベルトやジュエリーに、様々なサイズで施されている。スムースカーフレザーの筒型バッグ“Hailey”は、馬具を思わせるゴールドのフレームとサイドのドローストリングがあしらわれ、クラシックな”Daria”バッグや新作のサングラスポーチには、コリータ・ケントのシルクスクリーンのワードアートがプリントされている。フェミニニティのアミュレットは、エングレービングやはめ込み細工のディテールがプラスされて新たに登場する他、レザーやエナメルに包み込まれたカフス、”Chloé Kiss”モチーフのドロップイヤリングやペンダントがコレクションを飾る。足元は、レースやキーホールディテールが特徴的なサンダルブーツが登場し、レイヤードされたレザー、キャンバス、スエードが曲線を描いている。



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