SPORTMAX 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION「The Body Electric」ウォルト・ホイットマンの詩情あふれる言葉を引用し、謎めいた女性らしさをまとって太陽のように輝く #SportmaxSS21
SPORTMAX(スポーツマックス)2021年春夏コレクション「The Body Electric」。肉体を通して、魂の物語を語る。際立たせた体のライン、露出した肌。刺激的で催眠術のような官能がこぼれ落ちる。シュールなシルエットでかたどられた軽やかなアンサンブルは、謎めいた女性らしさをまとって太陽のように輝く。「肉体が魂でないのなら、魂とは一体何なのだろう?」。 ウォルト・ホイットマンの詩情あふれる言葉を引用して、スポーツマックスは2021年春夏コレクションのテーマを伝える。伝説の作家ホイットマンが、1855年に書いた詩「I Sing the Body Electric(ぼくは充電されたからだを歌う)」は詩集「草の葉」から抜粋された一編で、自分を知ることで自然に生まれる官能的な純粋さを謳った情熱的な愛の讃歌。また、その場をパッと明るくしてくれる銀幕のスター、ロミー・シュナイダーの輝くような美しさも今シーズンのテーマの一つ。ジャック・ドレー監督が手掛けた1969年のフランス映画『太陽が知っている』で、カジュアルで小悪魔的な魅力を放ったロミー・シュナイダーは、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の映像実験映画『愛の地獄』では、サイケデリックな表情を見せている。それは衣装デザインの効果だけではなく、彼女の輝きが持つ力であり、既成概念を超越した官能が作り出したもの。目に見えない力から生まれる美の革命。これこそがスポーツマックスの原点。ハイテクな素材とやわらかい肌触りの生地を組み合わせた構造。遊び心のある透け感とカラフルなレイヤードのプリントが輝きを放つ。肉体と魂、昼と夜、現実と超現実。一見すると、コレクションは二元的なコントラストが連続しているように見えるがそこではハーモニーが響き合い、進化するスタイルの新しい次元が広がっている。そして、内なる本質に忠実であろうとするものは命を吹き込まれる。アシンメトリーなデザインと深く切り込んだネックラインが肩や背中をあらわにするドレス。大都会に生きる妖精、セイレーンの抜け感のある官能が浮かび上がる。時に着ていることを忘れさせるほど軽く、体に沿って動くライン。やわらかいレザーのピュアな軽さとピンストライプなどのパターンのバリエーションを交互に織り交ぜたデザイン。未来的な感覚とキラキラと輝く虹色を配合して、テクノソリューションへ最速で進化する。テーラードは、セカンドスキンのジャケットから、体を包み込み袖を強調したオーバーサイズなものまで、2種類のスタイリングの間で揺れ動く。透け感のあるニットを重ねることで、色のコンビネーションやシースルーの生地が華やかに際立っている。絞り染め加工を施したプリント生地は独特のムラや模様が広がり、インパクトのある仕上がり。あざやかで強烈なコレクションのキーカラーは、ソフトでニュートラルな色合いとのバランスが絶妙で、計算されたコントラストを演出。最も大切なアイテムがアクセサリー。大胆なスクエアとパッド入りの構造に支えられたソングサンダルや細い幾何学的なヒールは繊細な遊び心を感じさせる。目を引くソールデザインのローアンクルブーツは、足の形をきれいに見せ、サイドにメタルピアスをあしらったマキシバッグ、あるいはやわらかいキャンバス地に施したプリーツ加工など、ユニークなディテールが目を引く。同じピアスのモチーフは、記念品のようなビジュー、抽象的なデザインのブレスレット、ネックレス、ベルトへと進化。メタルとレザーをミックスした未来感覚のクラッチバッグは、革新的かつ斬新。「記憶に残る」メモリー効果を発揮する。「これが女の体というものだ。頭からつまさきまで神のような光を放つ。抗いがたい力で了するのだ。女よ…お前は肉体の門だ、そして魂の門なのだ」ウォルト・ホイットマン